学研災の付帯海学を使ったら留学の保険料が半額以上浮くかもしれない話

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多くのトビタテ生は学研災の付帯海学を使ったほうがお得かもしれない

 

というお話.

 

 

 

選択肢の一つとして,知らない人に向けて情報提供の目的で書きます.あくまで自己責任です.


この保険には補償に関してカバーできない点も多々あります.必ず自分の滞在先に必要とされる保険が適応しているか確認して加入してください.

また,付帯海学については大学の担当者によく相談してください.

 

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付帯海学について知ってる人も多いかと思う.

大学によって,この保険について紹介されるかどうかはまちまちである.

ちなみに僕は知らなかった

 

もともとこの保険は,大学のプログラムだったりで多くの学生が一度に留学するとき,個別に入っていると対応に手間がかかるため,一括で保険に加入したいと考えたため大学が加入したらしい.

ちなみに,採用校でなければ利用できない

 

http://www.jees.or.jp/gakkensai/pdf/futaikaigaku/H29saiyoukou.pdf

 

トビタテ受かってからこれまで何一つ教えてもらえなかった.

危うく何も考えずに二十万円近く保険にかけるところだったよ・・・

 

自分の場合はこの保険に対して一考の余地があるため,知ることができてよかった.

 

今回はこの結論に至るまでの自分の変遷を記録しておこうと思う.

 

はじめに

あくまで自分のケースでは・・・という話なので.

まず,自分の留学予定の計画について簡単に以下.

 

留学先:アメリカ→フランス→オランダ(複数地域)

計画内容:研究→インターン(研究所)→インターン(企業)

米国ビザ:研究者交流ビザ(通称:J1ビザ)

留学期間:約1年(留学後に1月以内で観光したい)

 

重要になってくるのは太字の部分.

ちなみに,僕は既に米国のJ1ビザを取得している.

うちの大学はビザ発行の手続きの際に保険の情報を提示する必要がなかった.

ただ,保険入ってないと送還するよ?という内容の文面にサインをした.

 

そして,僕が取得したJ1ビザは保険の内容に制約を課している.

かんたんにまとめると以下.

  • 治療費用(治療救援費用)が10万ドルまで保障されていること
  • 救援費用(治療救援費用)が2万5千ドルまで保障されていること
  • ケガや病気などの場合の本国の医療機関への搬送費用が5万ドルまで保障
  • されていること
  •  病気や事故毎の免責額が500ドルを超えないこと

これに加えて保険の提供会社の格付けに対しても言及があったけど,ここまでは大体クリアーしてるはず.

それに加えてあとから問題になってくるのが,既往症に関する補償

 

 

第一の候補:t@biho(たびほ)

 

とりあえず「留学保険」でググってみたところ・・・・

 

ふむふむ・・・とうやらt@biho(たびほ)という保険がリーズナブルで補償内容も良いらしい.

 

tabiho.jp

 

 旅行会社最大手のJTBグループとAIGグループの合弁で作られた保険会社で、特に海外旅行保険に強い。 2015年度オリコン顧客満足度ランキング(海外旅行保険)では、「支払い手続き・対応」で第1位を獲得している。

同社の商品「t@bihoたびほ」の特長は、ネット専用ならではの安さで、利用が2回目以降の人はさらにリピーター割引(3%)が適用される。

(引用:保険の口コミ,ジェイアイ傷害火災保険 「t@bihoたびほ」

 

どうやらネット専用に絞っているらしく,それによって低価格を実現しているらしい.

試しに北米で一年間で試算してみたところ,保険料節約のタイプで20万円弱だった.

まあそんなものか.

ちなみに補償内容は保険代節約タイプでこんな感じ

 

傷害死亡 1000万
傷害後遺障害 1000万
疾病死亡 1000万
治療救援費用 無制限
個人賠償責任 1億
生活用動産 100万
航空機寄託 10万
航空機遅延費用 2万
弁護士費用等 100万
テロ等対応(日額) 1万
保険代 199,870円

 

しかしこのたびほ,なんと

複数地域への留学 と インターンシップ

に対して対応していない

 

オワタ・・・

 

ちなみに,t@bihoはアメリカのJ1ビザの要件に求められている,既往症の補償に対する特約があります・・・

 

これはこの記事書いてて知ったんだけど,他の一般的な長期海外旅行保険にはこの補償はついていない.すげえな,たびほ・・・

 

これでインターンと複数地域があれば完璧だったんだがなあ・・・

 

ちなみに,たびほにメールで問い合わせたところ,保険は出国から帰国まで契約する必要があるため,アメリカ滞在中のみも不可.困った.

 

こうなったらもうAIUにするしかないか・・・

 

AIUはインターンも留学と定義しているらしく,また複数国も対応しているらしい
(詳しくは調べるに至らなかったため知らない)

 

簡単に調べたら保険代は約20万~25万程度と予想

やっぱ保険って高いなあ・・・

 

となった矢先である.

 

第二の候補:学研災の付帯海学

トビタテの事前研修で一週間前日程の友人が泊まりに来た時に教えてくれた.

 

そんなものあるの!?!?!?

寝耳に水だった.

 

まずは学研災の付帯海学について調べた.

 

JEES 学研災付帯海外留学保険

 

 この保険は、教育研究活動中の傷害保険「学研災」加入者が、その上乗せの保険として付保できる専用の海外旅行保険
となっており、全国制度とすることで保険加入者に保険料面でのメリットを提供するものです。

(上記サイトより引用)

 

学研災というのは,大学入学時にほぼ強制で入れさせられる保険のこと

文系の方はわからないが,理系はほぼ入るんじゃないかな?高専時代も入ってた気がする

どうやらこの学研災に加入してる学生は,追加で保険料を払うことで留学中に補償を受けることができるらしい

 

え・・・つよ・・・・(語彙力崩壊)

 

てことで調べてみた,基本的な補償内容が以下.

 

傷害死亡 300万
傷害後遺障害 300万
疾病死亡 300万
治療救援費用 5000万
個人賠償責任 1億
携行品阻害 20万
航空機寄託 10万
航空機遅延費用 2万

保険代 99,650円 

 

半額近いじゃないですか・・・

ちなみに,死亡や障害の補償が低くない?って思った方もいるかもしれない.

しかしそれは問題ない,なぜなら・・・

 

死亡補償などは学研災の補償を極力活かして最低限とし、学生にとって重要性の高い治療・救援費用と賠償責任部分 に充分な補償を設定しております。

(資料より引用)

 

要は学研災でカバーしている分安くなってるわけです.

つまり,

 

民間の留学保険とそんな変わらんじゃん!!!

 

となったわけ.たまげた.

 

ちなみに,この保険自体は東京海上日動火災に委託するような形で存在する.

民間と変わらないはずである.

 

この補償プランには,既往歯科治療妊娠治療に関する補償がカバーされていません.既往症に関しては特約がないのも確認(2017/06現在)

また,たとえ特約があったとしても学校単位での契約となるため,追加はできない模様.

これらの補償を要求している滞在国及びビザも存在するため,各個人で情報収集を徹底することを勧めます.

 

こんな付帯海学にも加入に関して条件がある.

 

それは,

 

単位認定する留学プログラムや、大学が承認を行う留学等

(大学が関与しない留学は対象外)

 

え?つまり,つまりだよ.トビタテに採用された留学プログラムって

 

全て大学に承認されたプログラム

 

なわけだよ!

 

ってことは!

トビタテ生なら全員条件を満たせる!

(たぶん・・・,詳しくは大学担当者へ)

 

アフリカのNGOに行く人も!欧州で交換留学する人も!アジアでボランティアする人も!この保険ならなんでもカバーできるってことか!

 

実際,僕のインターンシップを含んだ計画も,大学が承認した計画なので保険が使える と言われた.

 

インターンを含んだ保険を探すのにあんなに苦労していたのに,なんだかあっさりとクリアーしてしまった.付帯海学,恐るべし・・・

 

一方で,新たな問題も・・・

付帯海学の強さに驚いていたのも束の間,トビタテの友人が大事な情報を教えてくれた.

それは,アメリカのJ1ビザは,既往症の補償に対して言及しているということ.

 

原文は以下.

 

May require a waiting period for pre-existing conditions that is reasonable as determined by current industry standards

 

僕のカスみたいな英語力では満足に理解できなかったため,友人が丁寧に教えてくれた.

 

要は業界基準に基づく既往症の免責基準が設けられているか?ということらしい.

付帯海学を含め,

日本の保険会社の提供する留学保険のほとんどは既往症に対する補償を提供していない

え・・・だめじゃん・・・・(ちなみに先述した通り,たびほは特約あり)

 

となったのですが,一応学研災に問い合わせてもらったところ

 

  • 日本の保険の業界基準には適合する
  • これまでJ1を含め付帯海学で多くの学生が米国に留学している

 

という点から大丈夫では?とのこと.

う~ん,微妙・・・

これはもう少し検討する必要があるな・・・

 

実際アメリカ留学している人って保険どうしてるんだろう.特にJ1の方.

 

もしこれを見て親切にも教えてくれる方がいたらどうか連絡をください.

 

最後に

ちなみに,僕は今回留学保険は日本の会社が提供するもののみに絞って探した.

 

自分がもし保険にお世話になるときに,サポートを英語で受けられる自信がなかったからだ.

それに,ただでさえ自分の計画は複雑で,海外の保険が適合するかどうかまでいちいち調べてられないと思った.

 

海外の留学保険ではまた様々な条件があると思うから,この限りではない

 

結局,今のところ米国やJ1ビザが付帯海学でカバーできるか自信をもってYESとは言えない.

特に,現在すでに持病を持っている方は注意が必要 だと思う.

 

でも結局,僕のように複数地域に留学する方やインターンを含む計画のトビタテ生には,かなり有用な保険なんじゃないだろうか.

 

少なくとも僕は知らずに損をしそうになった,僕のような人が少しでも救われたらいいな・・・

 

でもやっぱり

保険は自分自身でよく調べましょう.

 

おしまい

 

※追記

米国では,滞在先によっては様々なようですが,やはりこの既往症の点でリジェクトされる場合があるようです.各人で情報を集め,個人の判断で加入してください
最も,J1ビザを取る方の多くは滞在先から勧められる保険があるみたいなので,そちらを使用するのが無難かと思います.

 

※追記2

ドイツでは,ビザを取得する際に歯科治療や妊娠治療についての補償を含んだ保険への加入を義務付けており,現地の保険への加入が推奨されているようです.

ビザの関連書類,大使館HPなどを確認し,必ず保険の条件に目を通してください.

この人に留学相談したい方は、Diverseasからどうぞ

ABOUTこの記事をかいた人

うでぃまる坊や

1994年,埼玉県生まれ.現在修士1年生,トビタテ!留学JAPAN 6期理系コースで2017年9月から休学して留学開始.留学先は米→仏→蘭の3カ国で,大学,政府の研究所,企業の研究所でそれぞれ研究とインターンを予定.将来は日本の食品産業から世界を視野に入れた研究開発に貢献します.