キャンプ支援は果たして、良いものなのだろうか


IMGP6535

この写真は先日、ヨルダン内のザアタリ難民キャンプという場所で撮った一枚だ。問屋にて、たくさんの買い付け客が訪れている。

このキャンプはシリアとの国境から南に50kmの場所に位置し、なんとなくシリアが近く感じる。

シリアの混乱が起きてから、実に6年が経過した。

数多くの国がこの混乱に関与し、罪のない人が毎日亡くなっている。

 

避難している人たちの一時的な住居として、難民キャンプというものがある。

難民キャンプと聞いて、皆さんはどのような場所を想像するだろうか。

僕は、始めは陰鬱で、劣悪な環境を想像していた。

先日、初めてキャンプを訪れた際、僕の想像とは別の光景が広がっていた。

IMGP6548 IMGP6512 IMGP6522

キャンプ内には、商店もあるし、問屋もあるし、お菓子屋だってある。

見た目とか外観は抜きにして、システム的に見れば、なんら僕らと変わらない生活を送ることができそうだ。

「意外と栄えてるんだなぁ・・・」素直にそう思った。

そう思うのも当たり前か。6年もあれば、自分たちで改善点を見つけられるだろうし、

物資だって継続的に支援もされているんだし。

「支援の規模ってすごいんだなぁ」と感心までしてしまった。

 

だけど、果たしてこの状態が続いていることはいいのだろうか?

いろんな援助団体が、お金の寄付や物資の寄付を募っているのをよく見かける。

それが悪いとは言わない。立派に思えるのは確かだろう。

 

でも僕は、それが避難している人たちの本当のニーズではないと気づいている。

6年経とうがやはり彼らも、母国シリアに帰りたいと願っている。

最大の支援というものは、「紛争の停止」なのである。

他の支援がまがい物とは言わないが、根本的な解決ができないことには、彼らの幸せは戻ってこない。

 

キャンプのような目に見える支援は必要だ。キャンプの写真一枚あれば、

「あ、支援してるんだな!みんな助かってるんだな!」と思うことができるし。

まるで、支援の象徴であるかのように。

 

でも、当事者にとってはどうなのかな。

紛争、混乱があるからキャンプがある。

キャンプの生活があるから、紛争、混乱はまだ続いてる

そう捉えることもできなくはないのではないだろうか。

キャンプという存在が、確かに彼らのマインドに紛争の存在を思い起こさせている。

やはり、早急にして最大の支援は「紛争の停止」だ。僕はそう思う。

 

少しでも早く、この混乱が終結することを祈って。

この人に留学相談したい方は、Diverseasからどうぞ

ABOUTこの記事をかいた人

1997年生まれ。茨城県出身。 明治学院大学国際学部に在籍中。 トビタテ留学Japan 6期生 シリア難民支援をするためにヨルダンに留学。 大学2年生のときにたまたま学内で行なっていたシリア人との交流のイベントに参加した時から、 紛争前のシリアに憧れる。自分にできることはなんでもやろうと決め、大学を休学し、 シリア人難民支援のためにヨルダンへ行くことを決意。 百聞は一見にしかずをトコトン突き詰めてます。 最大限の支援は「紛争の終わり」です。 趣味はアウトドアとカメラ(PENTAXが好きです)と料理 好きなものはコーン缶