トビタテ史上初、ツバルへの渡航 19歳女子大生、ひぃちゃんのツバル記no.6

トビタテ史上初、ツバルへの渡航

19歳女子大生、ひぃちゃんのツバル記no.6

最終編

 

☆ツバル人は、心が広い☆

 

これに尽きます。

呆れるほど心が広いです。

船の1週間の遅延、サッカーの試合やパーティーの開始が2.3時間遅れるのは当たり前。

ときおり不満を言いつつも、みんなが待ちます。

 

子どもがどんなに泣こうが、おもらししようが、いたずらしようが

その都度何度も繰り返し同じ世話をします。

 

 

現在電話会社で働く25歳男性、名門の船員学校卒業

「船員学生時代、きつい訓練の休みに実家に帰ると、幼い弟が駆け寄ってきてぎゅってするんだ

まだ赤ちゃんの妹が顔見た途端にこって笑ってくれるんだよ

その瞬間になんかこう、ブワっと疲れが吹き飛ぶ気がするんだよな。

子どもってそういうパワー持ってるのかな」

 

この話からもまた、大きなものを得られました。

 

まだ結婚もしていないし子どももいない、ただ電話会社で働く男性が、子どものパワーを肌で感じているということ

それに感動しました。

まさにわたしの目指している日本です。

 

日頃から抱いていた疑問の一つ、

日本は「大人」と「子ども」があまりにもかい離しているのではと思う

そもそも「子育て」という言葉に疑問を抱くのはわたしだけではないはずです。

もしやと調べてみたら、やっぱりツバル語に「子育て」という言葉はありませんでした。

(「子どもを世話する」という言葉はあります)

ツバル語はいつも子どもに関する最適な用法を知っているようです。

 

子どもと大人、区別なく一緒に育っています。

彼は子どもによって疲れを癒されて船員学校の訓練に元気に戻れます。

互いに育っていく

それがあらゆる家庭、村で当然のように見られたツバル社会。

 

常に念頭においていましたが、わたしの留学の目的は

「育児の社会化」をテーマにしたもの。

 

人口ピラミッドから見ても明らかに子どもの比率の多いツバルは、日本に比べて確実に子どもに触れざるを得ない環境です。

たった11歳の女の子、赤ちゃんのおむつ替えができます、

しなくてはならない局面が多々あるので彼女にとっては当然の結果なのです。

ツバルという国での育児の社会化

それが成されている現場を数えきれないほど見聞きし、感じることができました。

 

このツバル記の最後に

「振幅の大きな『個』の人生より、振動数の多い『全体』社会へ」

 

わたしにとってトビタテ!留学JAPANの採用とツバル留学は

精一杯背伸びして得たものでした。

それに至るまではより高く、より高くと自己の向上を目指して努力してきましたが、

ツバル留学をまとめる時期に入っている今、大きな変化が生じています。

 

当然ひとりひとりの向上心が実を結んで、素敵なハタラク人になっていくのは理想

わたし自身、決してツバルで向上心がそがれてしまったわけではありませんが…

 

一方で今は自身(『個』)の成長以上に、「日本(『全体』)の子どもが増えること」が一番の望みです。

 

子どもの泣き声・笑い声の多い社会へとシフトしていくこと

世のため人のためと、大きな成果や功績を残していい人生を送ること(振幅の大きな人生)以前に、

最初は地に這うようにでもいいから、「子ども資源」の多い豊かな社会(振動数の多い社会)へ協力してほしいと心から思います。

「子ども資源」という考え方は、ツバルに興味を持つきっかけとなったナツさん

(もんでん奈津代さん:http://monden.daa.jp/tuvalu.html#01contentstop

の著書からですが、

まさに彼が言うとおり「子どものパワーのおかげで元気になれる」という感覚のこと、

そしてそれを社会みんなが共有するようになったらどんなに温かな空間になるでしょう。

 

日本にいたころに調べた若者の結婚に関する意識調査について

「今は一生懸命になれることがあるから結婚はまだ考えてない」

という回答がなんと多かったことか。

学生の支援に積極的なある先生は

「ベクトルの向きを“自分”ではなく“社会”に」

とおっしゃっていましたが、まさにそういうことにも通じているところだと思います。

 

「振動数の多い社会」―育児の社会化が成された社会

少子高齢化対策にはどうしても単純により多くの子どもが必要ではないかと思うのです。

要するに、

まず大前提として若者には結婚して子どもをたくさん産んでほしいと

 

…とはいえまだまだ学びの途中、強く主張することはできません。

現行の制度や結婚前のカップルの意見、他多様な角度からもっと調査したうえで続きを掘り下げていきます。

 

ツバルと日本の比較による考察はここまでにして、告知!

 

ツバルのひぃちゃん2016年4月からはデンマークに渡り、さらなる勉強を積んできます。

ある一国家の例をもって日本に押し付ける

(尊敬する先生の言葉を使わせてもらうと「このブランド品、どうだ!」みたいな感じ)

のではなく、二か国の例と日本の適応性を吟味したうえで動き始める、というのが適切と考えたためです。

 

 

ツバルに相当魅了されたのは心に留め置いて

そろそろ頭を切り替えていこうかと思います。

 

コメント・メッセージ待ってます!

2015.12.4

ツバル時間14:00(日本より3時間早い)

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この人に、留学相談したい方は、Diverseasからどうぞ

ABOUTこの記事をかいた人

トビタテ3期生多様性人材コース。名古屋短期大学保育科2年。(休学二年目)留学先はツバル、デンマーク「育児の社会化」「保育士の働き方を再定義する」を目標とした留学計画。昨年約5ヶ月のツバル生活の中で書いた「トビタテ史上初、ツバルへの渡航ー19歳女子大生、ひぃちゃんのツバル記ー」もよろしければどうぞ。1995年生まれ、愛知県ツバルで9キロ太ったけど徐々に減量中。わたしに、留学相談したい方は、留学codeからどうぞ。http://www.ryugaku-code.com/mentors/103