非連続な夢は道なかば。そして野望は定まらない

ハリーポッター世界観でいう最強の魔法数字、ヴォルデモートが分霊箱を作った個数。7。第7走者のトビタテ留学JAPAN2期新興国コースの常井裕輝 (Yuki Tokoi)と申します。簡単な自己紹介はこちらにあります

1、3、7といった半端な数字が好きなので7走者で非常に嬉しいです。声高らかに自分の夢を語るタイプではないので、ぽつぽつと書いていきます。トビタテの選考や、トビタテに限らず留学や海外インターンに関して質問などがある方はこちらにおいでください

 

定まらない野望と小さな夢

大小、具体抽象、野望はたくさんあって定まりません。本屋さんを作るとか、自分だけの絶景写真集を作るとか、世界一美味しいチョコレートケーキを探し出すとか。主権国家作ってみたいなーとも思うし。 ラクダで砂漠を旅するとか憧れます。それに、ジェットパック背負って宇宙と地球の境界まで行って、夜明けを見るとか最高だと思うんですね。で、帰りはキャーキャー言いながらスカイダイビングするとか。こんなのは全部野望です。

skydiving

ただ、夢は一つだけです。「自分が守りたいと強く願う相手を、十分に守れるだけの存在になる」しかし、究極的にその対象が誰なのか、何なのかは分かりません。とはいえ誰も知り得ぬ未来を夢想しても仕方がありません。なぜならばこれは達成すべき目標でもなりたい姿でもないから。10年後自分は誰を助けたいと思っているかなんて考えても仕方がない。

だったら、いま、眼の前にいる守りたいと願う人を、物を、守れるだけの力を手に入れようと奮闘します。世界のどこに行っても結果を出せる人になるとか、世界中を旅して回って世の理を見極める目を養うといったことはその手段です。私のトビタテの活動の根幹であり当面の目標である「日本人の頭にある”国境”の概念を一回壊そう」ということも、その手段です。

夢の非連続性

とか言ってますが、実は私、小学校の頃は宇宙飛行士になりたかったんです。今の夢と全く関係ございません。幼い頃、宇宙少年団に所属していたんです。その関係で宇宙飛行士にお会いしたり、JAXA(旧NASDA)に出入りしていたことがきっかけです。ちなみに今でも、機会に恵まれれば喜び勇んでお話を伺いに行っています。トビタツ前に、大学や事前研修で油井さんと山崎さんにお会いできて一人で大興奮していました。

astronaut

そしてもう一つ夢がありました。弁護士資格を取り、国際紛争や平和構築、開発援助に法律の面から携わることです。こちらも幼い頃、弁護士会のワークショップに参加していたことや、ニューヨークに行った翌年に発生した9.11同時多発テロの影響です。このテロで初めて、宗教や民族という概念に触れました。

前者は好奇心からくる夢。後者は正義心からくる夢。そして高校の進路選択の段階で、数十年後には宇宙飛行は当たり前の世の中になると考え、法律の世界を目指すことに決めました。そのため、国際関係学の権威でかつ国際関係法学科のある大学以外の選択肢はありえませんでした。しかし、紛争は発生した瞬間に双方が負けです。そしてその解決を生業にすることは性に合わないと進学してから感じました。また、気がついたんです。援助は必ずしも本当に必要とされる場所に届いているわけではないと。

援助は絶対善ではないと。絶対善なんてこの世に存在しませんが、自分が綺麗事を言っているようで嫌でした。だから、せめて自分が一点の曇りなく「善」だと信じられるものを目指そうと決めました。それが、自分の目の前にいる、「自分が守りたいと強く願う相手を、十分に守れるだけの存在になる」ことでした。

避戦

守ると言っても2種類あります。積極的な守りと消極的な守りです。幼い頃から武道に励んでいたことも関係しているのでしょうが、私は積極的な守りが好きです。やられたらやり返す的な「やられる前提」ではなく、「出過ぎた杭は打たれない」「眩しすぎて敵意すら起きない」のような敵意なく攻め続けた結果の戦わずしてのwinみたいなあれです。そんなわけで、「これ、つまらなくはないよね?」ではなく「楽しいよね!」という積極的な何かを増やしまくれば良いと考えました。同時に、わくわくすることを「産み出す人」が増える手助けもしたいと。そんなわけで今はAWAY MEDIAというものを作って運用を始めました。また、AWAY LOUNGEという海外経験者のサードプレイス作りにも励んでいます。日本好きなインド人がアメリカで立ち上げたサービスです。他にトビタテ留学JAPANに応募を考えている人の背中を押しまくる有志のサポートサービスも立ち上げています。一貫していることは、「日本人の国境の概念をひっくり返す手段」であること。

しなやかに守る

そうして精神的鎖国状態になっている人を解放できれば、その人にとってこの世界はもっと広く楽しくカラフルに見えるようになると思います。何かとてつもない越えられない壁として存在している「国境」を単なる行政区分だと心の底から認識できれば、「ちょっと東京から大阪行ってくるわ」的な気軽さだと実感できれば、日本とは違った文脈で生きる多くの価値観を持つ人の存在を認識することができます。そのことが、どれほどの勇気と希望を本人に与えるでしょうか。

外から与えられる物質的なものでは、強力にされど瞬間的にしか人を守れないと考えています。内から湧き出てくる精神的なものこそが、人をしなやかに長く守ると考えています。と、その仮説の下でしばらく動いていきます。道は半ばです。つづく。

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2 件のコメント

  • “「やられる前提」ではなく、「出過ぎた杭は打たれない」「眩しすぎて敵意すら起きない」”…しょっちゅう同級生と喧嘩して殴り合い蹴り合いしてた小学校の頃の自分に教えたいです…。正しい大人の考え方ですね。

    • 新村さん、コメントありがとうございます。
      小学校の頃は私もいじめグループに入ったりいじめられたり喧嘩したりの繰り返しでした。幼い頃のいい思い出ですね( ̄▽ ̄)

  • ABOUTこの記事をかいた人

    日本初のシーシャメディア「Japan Shisha Times」 海外経験者のサードプレイス「AWAY LOUNGE」 の設立者です。 [学歴] 水戸第一高等学校 / 上智大学法学部 [資格] 日本空手協会初段 / 茨城県空手道連盟初段 / TOEIC800以上 [賞罰] 日本学生支援機構優秀学生顕彰制度国際交流分野奨励賞 [その他] JSBN未来塾 / トビタテ留学JAPAN2期