憧れの留学を諦めて公務員試験に打ち込んでいた彼女は、いまではザクセンで企業と専門を繋ぐ架け橋に!

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本日の更新は土屋みなみさん(多様性人材コース/ドイツ)の日本代表選手紹介記事です。憧れの留学を諦めて公務員試験に打ち込んでいた彼女は、いまではザクセンで企業と専門を繋ぐ架け橋に! 人生何が起こるかわからない。要チェックです!

基本情報
・1期生
・山形大学工学部 応用生命システム工学科(電気・情報系)4年(2014年10月~2015年9月休学)
・留学先
TUDIAS(ドイツ語の語学学校)
ドレスデン工科大学(工学部 有機&高分子エレクトロニクス専攻)
ザクセン州経済振興公社(インターンシップ)
・コンタクト
Facebook Minami Tsuchiya (Ami)
同姓同名が多数いらっしゃいますので
山形大学で探してください。
友達申請はメッセージと共にお願いいたします。

0, はじめに
私の長い長い話は、3部構成でお送りします。

1, 留学計画について
2, 背景
3, 未来のトビタテ!生のみなさんへ

留学中の活動はもちろん、トビタテ!の選考に臨むまでのストーリーも載せておりますので、
現役トビタテ!生には「土屋はこんなバックグラウンドを持ってるのか」と、
未来のトビタテ!生には申請の際の参考として、ご覧いただければと思います。

それぞれまとめ(☆☆で囲んでいます)を付していますので
そこだけ読んでいただいても内容把握は可能ですが、
興味のある項目だけでも読み進めていただけたら嬉しいです。

それでは、どうぞ♪

1, 留学計画について
☆語学研修 1ヶ月(2014年9月~2014年10月)
大学5ヶ月(2014年10月~2015年2月)
インターンシップ 8ヶ月(2014年10月~2015年5月)

1-1, インターンシップ
☆内容をズバリ一言で:
ドイツの東側・ザクセン州ドレスデンで
毎日英語を使って
ビジネス交流(工学分野)の架け橋となるべく
オフィスレディーやってます

業務の例:
メール
電話
HPやパンフレットの翻訳(英日)
展示会への出展、訪問
取材や商談への同席
見学者来訪への同伴および準備(ホテル予約、スケジュール管理、懇親会準備、通訳手配、日本との連絡調整、発表資料の集約・配付 等)

分野:工学

言語:基本英語。しばしばドイツ語、日本語も☆

日本での専門である”工学”と
恵まれた出会いによって関わることになった”ビジネス”。

この両分野にまたがる”多様性人材”を目指し
2014年9月~2015年5月末まで
ザクセン州経済振興公社にて
インターンシップをしています。

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弊社は、ザクセン州内への工場や会社の誘致を通じて州内の経済活性化を目指す会社です。

そのために
見学者が来独する際の準備や同行、
HPやパンフレットの作成、
展示会への出展、訪問
等をおこなっています。

私はこれらに関する業務を
上司の補佐としてはもちろんですが、同僚や外部の方からの直接の依頼も含めて
英語やドイツ語、日本語を交えておこなっています。

1-2, 大学
☆日本の専門と違うが、インターンシップで使うであろう分野で
英語による
修士課程に所属☆

こちらではドレスデン工科大学というところで約半年間学生もやっていました。

ドレスデンは、有機エレクトロニクスという分野(とても簡単にいうと、ソーラーパネルのようなイメージです)が
大学を含めた研究機関・企業・政府の優れたネットワークによって
発達しています。

実は今回のインターンシップの目的のひとつはこの分野における日独間のつながりを促進すること(後出 2-3、ドレスデンと米沢市の関係 もご覧ください)でもあるのです。
が! 何といっても専門外でおまけに一番苦手な分野…。

ということで、せっかくなので
インターンシップに少しでも役立つようにと
日本のとは違う専攻に挑戦してみたのです。

まだ学部を卒業していない中修士課程に所属することになったものの
お陰さまでなんとか試験をパスし、
今はレポート作成に取り組んでいます。

新しい知識を吸収したときの、形容しがたい達成感(アハッ体験、とでも言いましょうか…)を体感する度に
「勉強って楽しい!」と再認識できました。

何を言われているのか分からず座っているだけの時間に疑問をもち、
朝07:30~の講義に挫折したことも多々あって自己嫌悪感に陥りましたが
クラスメイト、先輩、先生方はみんな優しく、おかげさまで
かけがえのないキャンパスライフを過ごすことが出来ました。

2, 背景
2-1, 人生を懸けた挑戦
☆募集を知るまで続けていた公務員試験対策を一切止め、背水の陣で望んだ選考☆

大学に入ってから、アルバイトで貯めたお金で何度か海外研修等に行かせていただきつつ、
憧れの留学を経済的な面から心の奥底にしまっておこうと
公務員試験対策をしていました。

そんな折りに出会ったのが、
まだ『トビタテ!留学JAPAN』の名前さえ明らかになっていない、官民共働奨学金による留学制度のお知らせ。
直感で「これだ!!」と思った私は、海外でインターンシップをおこないたい旨を家族や先生に相談しました。

先生に候補先をお持ちでないかお尋ねしたところ「土屋さんはまだ学部を卒業していないんですか…工学系なら研究所等でのインターンシップは修士でないと難しいですね…」とのことでした。
でも、そんなことで引き下がるような私ではありません。「必ずしも理系の領域でなくて良いです!!何でも良いのでインターンシップさせてください!!」と懇願。次に先生の口から出たのは、全く予想もしていない提案でした。
「では、私が今窓口をしている日独間のビジネス交流促進に関わってもらえますか?」

私のテンションゲージがMAXを触れきったのは言うまでもありません(笑)

大学1年生の夏から大学と企業様との関係をコーディネートするようなアルバイトをしていた私にとって、二者の関係を取り持つようなお仕事は
経験済みであると同時に好きな仕事でもあります。
「それを海外でもさせていただけるなんて…」わくわくが止まりませんでした。

どうしてもこの計画を実現させたいー。ここで、トビタテ!に集中すべくこれまでおこなっていた公務員試験対策を始めとする就職活動の一切をストップしようと決意します。

「何もそこまでしなくても…」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そこには次のような背景があったのです。

2-2, 修業
☆ザクセン州からの視察団が2014年3月(留学前)に来日することに合わせて、インターンシップ中の業務に備えた怒濤の1ヶ月秘書業務開始!☆

更に先生の提案は続きます。「せっかくですから、現地での仕事のトレーニングも兼ねて私の秘書と一緒に3月のザクセン州首相(日本でいう県知事よりちょっと上くらいの方)来日に関する仕事をしていただくのはどうでしょう?」

具体的には何をするのか、そもそも何で州の首相がいらっしゃるのか…
細かい説明は抜きでしたが
トビタテ!のためになるならと「是非お願いします!!」。

これにより、先生の秘書の方と一緒に
見学先とのアポイントメント調整、食事の手配、懇親会内の余興に関する打ち合わせ、タスクリスト共有、座席表作成、英語のスケジュール作成、ミーティング出席等々
をさせていただくことになりました。

朝から晩までのお仕事でしたので、
公務員試験どころでなかったことは想像に難くないかと思います(苦笑)

おかげさまで
ドイツでの仕事の良い訓練になりましたし、
このときに州の首相および弊社の代表、そしてこちらでの直属の上司にご挨拶できたことが
トビタテ!の申請に花を添えることになりました。

2-3、ザクセン州と米沢の関係
☆仲良し教授の1:1→研究分野でのコラボレーション→ビジネス交流へ☆

そもそも何故、州の首相が来日することになったのかと言いますと
(え?そこまで聞いていないって?そんなこと言わずに…)

ザクセン州のみならず私が通っている山形大学工学部、およびキャンパスのある山形県米沢市も
有機エレクトロニクス分野に力をいれています。

両地域におけるビジネス交流が本格化するところを州の首相にご覧いただこうと、来日が決まったのです。

ですが、そもそもの始まりは20年ほど前からの有機エレクトロニクス関連で有名な二人の教授の仲です。

驚くべきことに日本側の教授は現在山形大学に、ドイツ側先生は私が通っていたドレスデン工科大学にいらっしゃいます。縁もゆかりもありすぎですね(笑)

この関係が地域ぐるみでの研究交流に発展。
その後、2011年にビジネス交流に関する書類が交わされ、今に至ります。

この大事な場面で関わらせていただくことになったのは、正に素晴らしい出会いの賜物であると感じています。
多くの方々のおかげで今の私があるのだと、心から感謝しています。

3, 未来のトビタテ!生の皆さんへ
☆経済面と就職活動の遅れがネックで留学できないー
そんな時代に終わりが来ています☆

「留学してみたいけれど経済的な問題と就職活動の時期とでちょっとなぁ…」

私の回りの友達からよく聞こえてくる悩みです。

否定はしません。
1,を読んでくださった方はお察しかと思いますが、実際私自身もトビタテ!がなかったら経済的な面で留学を諦めていましたし
申請する直前まで公務員試験対策等をしていた身です。

しかし、トビタテ!はこれらの心配を払拭してくれます。特に就職活動に関しては、インターンシップをしている身として、ある程度の根拠を持ってお伝えできます。

一生懸命アルバイトをして得られる1ヶ月分のお給料以上の奨学金によっって私は今、日本での生活以上の水準で過ごさせていただいています。

それから、冒頭に書いたとおり休学中の身なので
同期より卒業が一年遅れるにも関わらず、就職活動の心配をしたことはありません。
留学によって得た経験が、間接的にでも将来に生かされると確信しているし、
こんな私を選んでくださる企業様あるいは職業が、どこかには存在すると思うからです。

実際、お仕事をご一緒させていただいた企業様から「良ければうちに」とお声を掛けていただきますし、日本にいたとき以上に職業選択の幅が増えると同時にやりたいことや適性が見えてきました。

留学して休学しても
単位を落として留年しても
日本での最大のブランドである
“新卒”であることに変わりはありません。

もちろん、在学期間が長い理由に言及されると思いますが
留学がマイナスになることはないのではと考えます。

第一、留学による留年をマイナスにしないために
トビタテ!は企業の方にもご協力いただいているのです。
「ストレートももちろん尊いし素晴らしいことですが、中にはこんな面白い寄り道をした子もいるんです。
良かったら採用を考えてみていただけませんか?」と言わんばかりに。

大学を出れば”良い会社”に入れて将来安泰ーこの考えは、大学および大学院進学率が上がってきた今の時代にあまりそぐわないと思います。

会社に勤め続ける就”社”ではなく、どんな仕事が出来るのかという就”職”の必要性が見直されている昨今、どんな環境でも働けるような人間力を養うことが必要なのではないでしょうか。

留学=すごい
留学=就職に有利
留学=全部プラス
とは言いません。

ただ、興味があるのなら
ちょっと勇気を出してトビタっテみてください。「その経験が未来の自信」になるはずです。

「君が留学するという国家プロジェクト」
次の主役はあなたです!!

留学相談したい方は、留学codeからどうぞ