人間工学的なプロダクトデザインの前提となる認知科学をドイツで学び身につける

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本日の更新は風村ひかる(自然科学、複合・融合系人材コース/アーヘン、ドイツ)さんの日本代表選手紹介記事です。トビタテ随一のデザイナーはドイツで何を企んでいるのか? 発信局のマスコットも作成中の凄腕です。要チェック!

基本情報

風村ひかる

コース:トビタテ1期生 自然科学&複合・融合系コース

留学先: RWTH Aachen University, Philosophische Fakulität

期間: 2014年9月1日~2015年7月17日

所属先: 慶應義塾大学総合政策学部 (2012年度~)
出身校: 神奈川県立湘南高校
出身: 藤沢市 (つまり留学するまで藤沢市外の何かに通うということをしたことがありません笑)
趣味: イラスト、サッカー観戦、水泳
その他留学経験: Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf (2013年8-9月)
好きな文具メーカー: LAMY, STABILO

[留学情報]

先進的・歴史のある人間工学を学問的に学びつつ、それと結びつけるように人間工学的な考えの背景となりうる認知や文化の差を生活の中で製品の観察や考察をし、特に対象を筆記用具に絞って研究する。

留学の概要

所属大学の交換留学制度を利用しアーヘンへ渡航、ドイツ語の学習を進めながらこれまでに学んだ認知科学や身体科学から次へと繋げることができるよう大学にて授業を受け、その分野の知識をそれまでより深いものにする。また、生活の中ではドイツの大きな流通下にある豊富で日本とは異なった製品や、様々な背景を持つ人々に囲まれ、触れながら観察、比較をしてデザインと人の思考の生の知見を身に着ける。留学期間の後半は更にデザインや製品について学び、生活で得た知見と授業で学んだことを用いて認知科学や身体科学との結び付きについて考察する。

留学の目的・達成目標

この留学を通して学修することの目的は、より実践的にドイツ語を運用できるようになることと、人間工学的なプロダクトデザインの前提となる認知科学をドイツで学び身につけることである。人間工学という思考、学問はヨーロッパが発祥であり、日本よりも長い歴史がある。人間工学的なデザインも文房具など手に入りやすいものに用いられており、触れることができる機会が日本よりも多いと昨年の8月にドイツに滞在した際に感じられた。人間工学と深い関わりを持つ認知科学と身体科学も日本に比べて欧米諸国での研究の方が進んでいる為、この研究分野をドイツで学ぶ事は非常に有効である。また、ヨーロッパ最大の工業国であるドイツではドイツを含むヨーロッパの製品を日本より遥かに豊富に目にし、観察することができ、それらと私が今まで使ってきた日本の製品のデザインの差異を比較することが可能になる。更に、歴史的に文化の交差しやすい国境近く、川の近くに位置するアーヘンでは様々な文化に触れる事ができるだろう。交換留学生として派遣される身であるので、同じように他の国からやってきた留学生と交流する機会にも期待できる。デザインには多面的な視点からの思考や考察が必要であり、日本とは異なる文化や思考に触れる事で知見や見聞を広げることはとても有益である。そして身に付けた認知科学などの知識と、身をもって文化に触れ広げた知見、それと昨年の短期滞在から行っている多様な文化背景を持った人のプロダクトデザインに対する意識調査をより進めることによって、ヨーロッパと日本のプロダクトデザインの間の差異と、その差異を生む人々の認知の差異はどのように生み出され、関わっているのかを考察できるようになることを目標としている。

具体的には何をしているのか?

人間工学や身体科学、認知科学などの大学の講義とドイツ語の語学コースに出ながら、アーヘン市内の文房具店や、近隣のドイツ国内外の都市に赴いてそこでの文房具店での品ぞろえや、その国の文具メーカーを調べて比較したり、主に同じ大学の生徒たちに対し、正規生留学生問わず文房具についてアンケートを取る等のフィールドワークをしています。

アーヘンより

留学先のアーヘン工科大学は工学部においては世界トップとも言われる大学で、工学部に限らず学生たちは皆勉強に対し真摯に取り組んでおり、いつも良い刺激を受けています。アーヘンへの留学が決まったあと、アーヘンへ来る直前、これでいいのか? と思う時がなかったわけではありませんが、来て以来、アーヘンを選んで良かったと思うことしかありません。暮らしやすく、勉強に取り組みやすい街です。
好きなものに囲まれ、好きなものを研究するバックアップを頂き、とても嬉しく思うとともに、心より感謝しています。
まだここで終わるつもりはありませんが、まずは残り2か月半ほどの留学生活、日々全力で過ごしていきます。

 

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