オーストラリアで田舎に泊○ろう!:序〜

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本日の更新はオーストラリアからのトビタテ便り1 〜田舎に泊○ろう!:序〜です。友達には話せないほど濃いい專門の話を遠慮なく話してもらうこの連載企画。「農業ってだせえよな」という言葉に眉を顰める男が語ります。

トビタテ便りとは

トビタテ便りの詳細についてはこちらのページをご確認ください。世界中に留学しているトビタテ生から、週に1度1ヶ月の短期集中連載を行ってもらっています。ルールは2つ。「留学先の写真を載せてもらうこと」と「普通の友達には話せないような濃ゆい専門の話を思う存分ぶちまけてもらうこと」です。

4月のトビタテ便りは3人のトビタテ生に書いてもらっています。本日の便りは、シドニーとかにいる河島健太さんから。誰が読むのかこんな記事! という程本気で語る「農業」をお楽しみください。(第二回記事はこちら

簡単なプロフィール

◆氏名:河島健太

◆留学先:WWOOF Australia / WWOOF France / OKANI

◆所属:愛知県立大学 外国語学部 国際関係学科

◆出身:岐阜県(岐阜北高校)

◆言語:英語・フランス語・インドネシア語

◆座右の銘:If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.

本文

「農業ってダセェよな。」
ある日、友人が私に言った言葉だ。
この言葉こそが、私が今ここにいる理由の始まりだ。
そして、この言葉を
「農業ってイケてるよな。パネェ。」
に変えることこそが、私の持って生まれた定めだと自負している。

私の故郷、岐阜県旧糸貫町は全国有数の柿の名産地である。
柿の王様といわれる富有柿の名産地で、家の周りは柿畑か田んぼばかりで生まれ育った。
私の祖母も野菜畑と柿畑を所有しており、物覚えがつくころには手伝いをしていた。
小学校の夏休みの自由研究では毎年のように夏野菜の観察日記をつけ、大学生として1人暮らしをする今も
帰省する度に祖母の手伝いをしている。
そんな境遇を持つ私にとって、前述した友人の言葉は「ありえない」言葉だった。

 

 

 

 

農業にこびりつく「3K(キケン・キタナイ・キツイ)」のイメージ。
野菜を雑草と思って平気で抜く子供たち。
パイナップルは木に生ると思っている大人たち。
ドライブで野菜畑の脇を走り抜けても、何が育てられているのか分からない友人。
どこで誰が何を使って育てたかも分からない物を、平気で口に入れる人たち。

誰かがやらなければ、人は生きてはいけないはずの農業。
しかし、その多くを人は知らず、「信頼」という聞こえの良い言葉を用いて、その事実を見つめようとしない人たち。
「信頼している」から「見ていない」のではない。「見ていない」のを誤魔化す為に「信頼している」という言葉を独善的に使っているだけなのだ。
つまり、「見ていない」を「見ている」それすなわち、「気にならない」を「気になる」に変える必要があるのだ。
事実、近年アサイーなどに代表されるように様々な健康ブームが起きている。毒入り餃子や異物混入が見つかれば、みんなそれらの食品は買わなくなる。つまり、食べ物が体に与える「良い影響」や「悪い影響」について、必ずしも関心が全くないというわけではないのだ。問題なのはそれがどれも一過性にすぎないということで、同時に大切なことはどれも「きっかけ」ということが分かる。この「きっかけ」とは何なのかを調査し、将来的にとあるNGOを設立することこそが私の留学テーマだ。

この画面の向こうにいるあなたは、現在の日本の食料自給率を知っているだろうか。そして、どれほどの若者が農業に携わっているか知っているだろうか。もし、大多数の若者がこの質問に正確に答えられたなら、私がいまオーストラリアにいる意味は皆無と言い切ってもいい。それほど大きな問題意識を持って、私は今ここにいる。

現在、日本の食料自給率は39%で、新規就農者のうち若者(40歳以下)が占める割合は約20%である。先ほども述べたように、将来的にこの問題を是正する為に、私はとあるNGOの設立を画策している。それは、「若者×農業×海外」をテーマとしたもので、簡略化すると農業インターンシップを行うNGOだ。若者の農業離れと若者の内向き志向を同時に解決しようという狙いだ。実際すでにファームステイを行うNGOや海外インターンを行う企業は存在するが、どれも根本的な日本の農業問題に焦点を置いたものではない。故に、「若者と農業」「若者と海外」を結び付けるNGOの設立を私は企んでいる。当然、その為の秘策はすでに構想しているし、今後の自身の留学でも更に膨らませていく。申し訳ないが、画期的なアイデアなので、ここで公開することはできないので、読者の皆さんにはご理解いただきたい。

ところで、「日本の低い食料自給率」「若者の農業離れ」という問題はあまりにも巨大だ。そう、倒すべき敵はRPGのラスボスよりも強い裏ボスほどに強大なのである。しかし、ある日突然それらの問題が空から降ってきたものでもない限り、必ずどこかに弱点はあるはずだ。それを見極め、紐解き、ピンポイントで突いていくことで倒すことができる。つまり、問題の細分化が有効な手段となる。

その為には、まず有効な事例を研究せねばならない。その為に私は留学を決意した。
食料自給率300%以上を誇りながらも、少ない政府補助金で農家の競争率を高めているオーストラリア。政策や若者のファームステイ流行によって、若者の農業離れを見事に是正し、ヨーロッパ随一の食料自給率を誇るフランス。アフリカ諸国でもいち早く農業の近代化に注力し、高い食料自給率を誇るだけでなく、換金作物の輸出に成功したカメルーン。

これら3か国をモデル国とし、それぞれの国の農業をハード(=政策・システム)から調査するだけでなく、ソフト(=就農者の本音)からも調査することで、それら2つの視点から日本農業の課題を浮き彫りにしていく。私の留学計画でのポイントは、ファームステイや農村住み込み調査によってフィールドワークを行うということだ。簡単に言うならば、一緒に汗水垂らして働き、同じ釜の飯を食い、時には酒を飲み交わすことで、信頼関係(ラポール)を構築し、より本音や実情を引き出すという調査である。そして、これらの留学での学びを通して文化の多様性も経験し、「農業やビジネスについての豊かな国際感覚」、「漠然とした課題を細分化し、独創的な方法を用いて、解決していく力」、「周囲を巻き込みながら、世界でも柔軟に対応できる力」を持つ先駆的なグローバル人材のモデルケースとして活躍する。

私はオーストラリア・フランス・カメルーンに留学予定であるが、目下のところまだオーストラリアにしか滞在していないので、オーストラリアでの経験を中心として今回の投稿シリーズを以下のように構成した。
「オーストラリアからのトビタテ便り1 〜田舎に泊○ろう!〜:序」
「オーストラリアからのトビタテ便り2 〜田舎に泊○ろう!〜:破」
「オーストラリアからのトビタテ便り3 〜田舎に泊○ろう!〜:Q」
「オーストラリアからのトビタテ便り4 〜田舎に泊○ろう!〜:||」

今回は第1弾として、私の留学の発端や概要について説明してきた。
詳しくは私のプロフィール投稿を参考にしてもらいたい。
コンタクト方法も掲載済みである。

さて、某有名テレビ番組を彷彿とさせる「田舎に泊○ろう!」が意味するものとは!?
さて、次回もサービス!サービス!

留学相談したい方は、Diverseasからどうぞ

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