フィリピンNGO現地インターンを通してエンパワメントを学ぶ


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基本情報

茶園 幹太(Chazono Kanta)
-鹿児島大学法文学部法政策学科 2012年度入学・4年次休学→留学→2016年4月4年次復学
(Kadai infoにて記事を書いていただきました
http://www.kadai-info.com/2016/11/16/chazonokanta/)
-鹿児島県出身
-2期生 多様性人材コース
-貧困層支援を行っているNGOアクセス・フィリピン(京都市所在「認定NPO法人アクセス-共生社会をめざす地球市民の会」の現地法人)で、
2015年4月より10か月間のインターンシップを行っていました。

将来の目標

国際公務員となり、国際連合機関において発展途上国の開発に携わることを目指します。
学部卒業後は開発系の大学院で修士号を取り、青年海外協力隊等で数年間の実務経験を積んだのち、JPO制度を利用して国連機関に就職する、という将来設計を持っています。
今回の留学は、目標達成のための最初の大きなステップとなります。
→留学を終えた今は学部4年に復学し、大学院進学に向けて準備を進めています。

留学の目的

生身での経験を積むこと
現地住民たちと深く関わりあいながら彼らの支援をしているNGOのインターン
として幅広い業務を行う中で、大学院や将来の職場での専門分野を決定し、
将来設計をより明確なものにします。
→無力感をたくさん味わいましたが、それをバネに世界に貢献できる人材となるためにさらに学びを深めようという強い意欲が湧き、国際法ゼミでの研究活動に精力的に取り組んでいます。

語学能力の向上
日本人が少ない環境での業務や自学自習の継続を通じて英語の能力を向上
させ、将来の職務の土台を確かなものとします。
帰国後の目標スコアを、TOEIC990、TOEFLiBT110と設定しました。
→帰国後にIELTS7.0、TOEIC970を取得しました。今後はTOEFLiBTとIELTSでのスコアアップを狙っていきます。

また、現地語であるフィリピノ語の習得も目指しました。
→帰国する頃には、なんとか日常生活が送れるぐらいには話せるようになっていました。

情報の拡散
SNS・ブログを通じて、アクセス(受入機関)や自らの活動の様子を周囲に拡散します。これはアクセスの支援者を増やすだけではなく、日本の市民の目を少しでも途上国へと向けさせることも企図しています。
「フィリピンNGO現地インターン・ボランティアのブログ」やインターン先NGOのFacebookページにて活動内容の報告などを行ったり、インターン先NGOの発行するニュースレター用の記事を執筆したりしました。TwitterやFacebook上での個人的な活動報告も行っていました。

活動内容

留学先であるアクセス・フィリピンの活動方針の一つに、「エンパワメント (EMPOWERMENT)」があります。日本語では権限委譲と訳され、元々は組織の構成員に自律的に行動する能力を与えることを意味しますが、
ここでは特に、
①一方的な支援に終始せずに自立を促していく現地住民に対するエンパワメント、
②考える機会や活動参加の手段を提供するなどといった先進諸国の市民へのエンパワメント
の2つを意味しています。

アクセスは日比両国で活動しており、フィリピン国内で行っている事業はフェアトレード、小学生への奨学金、マイクロファイナンス、青年会、スタディツアーなど多岐にわたります。

エンパワメントの考えに強く共感したことや、インターンであっても主体的・積極的な行動が期待されること、日本人がほとんどいない環境であることなどが、アクセスのインターンへの応募のきっかけとなりました。

現地インターンとして、事業地のひとつであるケソン州アラバット島ペレーズに住み込み、
・事業運営の補助(住民インタビューを通じた就学状況調査、フェアトレード商品の品質管理など)
・報告書の作成、翻訳
・facebookやブログを通じた広報
・日本からのスタディツアーの案内、通訳
などの業務を行いました。

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現地の生産者団体による、ココナツ(ヤシの実)の殻を使ったフェアトレード雑貨の生産の様子。ゴワゴワした状態の殻を紙やすりで磨いて光沢を出す

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現地住民へのインタビュー調査

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奨学金事業の奨学生たち

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9か月間を過ごしたアラバット島ペレーズの海

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地域の子どもたち

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ホームステイ先のお父さんたちとの酒盛り

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絶品のマンゴー

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農作業などに使われるカラバオ(水牛)

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停電を予告する掲示板

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ペレーズ事務所兼宿舎のトイレ兼水浴び場、とポンプ

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戦時日本軍が使用していた飛行場

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首都マニラのスラム街

 

トビタテの活用

この制度の最大の魅力は、やはり留学生同士がつながることが容易であるという点だと考えています。以下は、一次審査応募時の留学計画書からの抜粋です。

”私は、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」が積極的な参加を呼び掛けている留学生ネットワークを活用して、多様な将来設計を抱く若い人材どうしのコネクションを自ら進んで構築することで、将来これを利用した実績を上げ、土台となった「トビタテ!」自体の価値を高め、さらに次世代の若者の海外留学を助けることができると考える。
途上国開発には、様々な職種・業種が関わりうる。専門家たちが強みを発揮し、弱みを補い合いながら一つのプロジェクトを作り上げていくという開発の在り方は、流動的な活動が可能になり、違う価値観が触れ合うことで柔軟な発想が生まれやすくなる土壌を持つと考えられ、現在の私が理想とする環境でもある。前述のような分野を横断する広範なコネクションは、このような開発を大いに助けるだろう。”

ここにもあるように、私の目指す途上国開発という仕事は特に分野横断的です。教育、農林水産、保健衛生、インフラ整備などなど、どんな分野でも巻き込めてしまいます。もちろん私自身の専門も身に付けますが、留学仲間たちとつながりを持っておくことで将来各分野のプロの集結を容易にでき、開発の速度と質を上げられるのではないか、と勝手ながら期待しています。

最後に

トビタテ、留学、フィリピン、インターン、開発、国際公務員、
鹿児島、英語学習、サッカー、スピッツ・・・
何でも構いません、繋がりましょう。

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