留学の目的は、将来の目標達成に必要な基礎部分を形作ること

1510585_841508592573801_2082439071675530667_n

本日の更新は佐竹佑基さん(世界トップレベル大学等コース/アメリカ)の紹介記事です。経済学と政治学という両輪でもって社会問題の解決へと繋げるという彼の留学計画を要チェック!

10393150_664082830384455_3287446082904387465_n

1. 基本情報

トビタテ1期生 トップレベル大学コース

留学先:アメリカ University of California Berkeley (2014/8/21-2015/5/15)

所属:東京大学 経済学部経済学科3年

出身:北海道 出身高校:北嶺高校

 

2. 留学情報

  • 留学の概要

UC Berkeleyにて1年間、経済学と政治学を学ぶ。専攻である経済学分野では、経済政策を富の再分配にフォーカスして研究、また開発途上国における経済政策の効果を定量的に計測する計量経済学を学び、同時に政治学分野からは外交問題を扱う授業を履修している。課外活動として、大学で習っている長唄三味線を演奏することを通して、日本文化の発信の架け橋となる。

  • 留学の目的

将来の目標達成に必要な基礎部分を形作ること

いま、日本では年間の自殺者が3万人にも及ぶと言われている。不景気が失業を生み、失業が人々を自殺に追い込む。人口ボーナス期をむかえ、成熟期に入った日本において、私に何ができるのか考え続けてきた。私の成し遂げたい将来の夢は、「自らの知識や経験を活かしながら、社会に存在する問題解決に向かって行動し、価値を残すこと」である。その達成の手段としては、様々なルートが考えられる。パブリックな領域においてよりよい社会システム・枠組み作りをするのもよし、問題解決に直結する財・サービスを、マーケットを通して供給するプライベートの領域に進んでもよいと考えている。しかし、どちらの道に進んでも必要な能力は以下の三点であると思う。

(1) 経済学、特に財政部門と金融部門に関する、深く的確な専門性

(2) 国際舞台で、自身の主張をしっかりと実現する対話力

(3) 自身で現状を分析し、問題を発見し、その解決に向け行動する力

次に、現状の自分自身が何を有し何を有していないのかを分析。

1点目に関しては、まだ未完成であるものの、日本の大学は経済学に関する専門知識を学ぶ場としては十分な環境であり、現状の学習を続けていけば獲得できると思っている。しかし後者二点に関しては、留学前の私のもつ環境での努力では、鍛錬の場としては不十分であると感じた。2点目を獲得するためには、まず圧倒的な多様性に満ちた人的環境に飛び込む必要がある。価値観の異なる人と膝をつきあわせて議論する体験を経ないことには、どんなに理路整然な主張さえ机上の空論であるからだ。3点目に関しては、留学前の温室環境のなかでは、自身の「問題」が接近してこないことがわかっていた。解決するべきものの大きさを実感するためにも、海外に飛び出すことは必至だと考えた。

端的に言えば、対話力と問題解決能力の鍛錬を留学の第一の目的として、勉学に励むことを目標に掲げた。

各国の優秀な学生との文化交流の架け橋として活動を行うこと

私は大学入学後より長唄三味線を始め、本格的にプロの先生にお稽古を付けていただいている。日本文化を肌で感じ、また演奏会では緊張感ある舞台にて、いわゆる「ハレとケ」の「ハレ=非日常」を体感し、学業とは別の切り口からの人間的成長を目指してきた。この二年間の間に、海外の学生に三味線を教えるといった機会があり、彼らの三味線音楽ひいては日本音楽に対する強い興味の持ちように驚くことが多かった。そうしたなかで、この日本文化の輝きを、より多くの海外の人にシェアしてみたいと強く思った。

トップレベル大学に世界中から集まる優秀な学生は、近い将来様々なフィールドの第一線で活躍する人材になる。そうした意味で、彼らと文化交流の機会をもつことは非常に重要である。彼らは強い発信力を持って広いコミュニティに属していくことになり、小さな発信が今後拡大される可能性は大いにある。また、私にとって彼らが異質な存在であると同様に、私も日本という異文化の担い手である。文化というソフトパワーを駆使して、異質さと柔軟さを積極的に身につける努力は、今後のいかなるフィールドでも有益になると感じている。

1510585_841508592573801_2082439071675530667_n

 

  • 留学の所感

期待していた通り、チャレンジングな環境のなかで毎日勉強に取り組んでいる。まず、こなすべき課題の量が莫大である。そして、単なる問題処理ではなく、チームでのコミュニケーションのなかで、「課題設定」→「計画策定」→「実行」のプロセスを踏んでいく作業が非常に面白い。積極的なコミュニケーションのなかで格段に対話力は向上しているし、生活、学業に発生する様々な問題や課題に対しての解決能力の鍛錬も少しずつではあるが進んでいると感じている。学習内容としても、もともと得意分野ではなかった定量分析に重きをおきながら、経済政策に切り込むことができており、やりがいもある。

文化交流に関しては、私のすむ国際寮でミニコンサートに参加して三味線を演奏したり、日本文化を紹介するイベントでソーラン節の伴奏を三味線でかなでたりと、積極的に役割を果たすことができているように思う。残りの留学生活も全力で駆け抜けていきたいと思う。

3. 連絡先

grand.theft24[atmark]gmail.com

[atmark]を@にして送ってください!

留学相談したい方は、Diverseasからどうぞ