留学を経て、研究者の道からビジネス社会へ

本日の更新は藤原茉里香さん(自然科学、複合・融合系/マルタ)のトビタッタ記事です。応募時の書類では夢と希望に満ちていた留学計画、実際にはうまくいかないことばかり!? それが聞きたかった! という方は要チェック!

留学概要写真
日本代表選手紹介での記事はこちら

トビタッタプロジェクトの詳細はこちら。大きな夢を持って留学に出たトビタテ生たちが帰国後、改めて自分の持っていた目標と現実の留学生活を見つめなおします。

Plant Health Directorate (http://www.agric.gov.mt/plant-health-dept-profile?l=1) というマルタ共和国の政府組織で、2014年10月から3か月間、インターンシップに参加しました。実際に、給与も発生するtemporaryでの勤務として、食品安全性管理部門の業務補佐をしていました。実際の業務は、マルタに出回る食品や輸出輸入に関与する野菜が病原体に感染していないか、遺伝子・タンパク質レベルで調査しました。その調査で安全性が確認された食品はマルタ政府に英語での報告書を提出します。私の業務はこの報告書作成まででしたが、実際の業務はこの報告書とマルタ政府の認可を得た書類を持ち、EU全体での貿易機関での会議に参加します。私の業務は、主にタンパク質解析と報告書作成でした。
また、IAESTEという社団法人を介したプログラムだったので、IAESTE Maltaの活動にも参加してきました。

留学目的

今回は、修士課程において専門性の高い長期海外インターンシップに参加しましたが、学部の時にボストンと中国に短期留学の経験があります。もっと長期で海外に滞在してみたい、という気持ちと以下目的から、British Englishが公用語であるマルタ共和国に行きました。
IAESTEの日本選抜を受けて、その後にトビタテの選考を受けて、その選考で話していく中で見つけた目的でした。

①今までは学生生活を楽しみ、海外の大学の雰囲気も知っている。
⇒学生としての留学ではなく、社会人としての海外経験をしたい
②短期留学で自分の英語のSpeaking&Listening力の不足を実感した
⇒英語力・コミュニケーション能力を向上させたい
③東京工業大学での研究で必要に応じて、海外の論文を読むレベルのバイオ研究しか知識がない。
⇒自分の専門であるバイオ分野では、どんな仕事がグローバル社会では存在するのか学び、その一端を経験してみたい。実際に企業でバイオを利用したビジネスに触れ、自分は将来、アカデミーとビジネスのどちらに貢献したいのか自己分析をしたい。

今後への志

この留学の中で将来、何がしたいのか、ということが見つかりました。最初は、英語が流暢になって、バイオ研究を深めたい、というエリート街道を望んでいたのですが、実際に何をしたいか、ということは、その想いとは違っていたと築きました。

私は女性らしく、ビジネス社会に貢献したいです。大学の研究もやり甲斐は大きいのですが、実際に自分たちの生活に直結するビジネスに携わりたい、と感じました。今回のインターンで食品分野の貿易に触れ、自分が調査した作物を自分でスーパーや市場で見つけた時に感動しました。本当に自分の研究や仕事が人々の生活に貢献しているところを目の当たりにしました。
また、「女性らしく」というのは、マルタの家族を誰しもが大切にしているところを見たためです。仕事は男女平等に与えられるものの、家族と過ごす時間のために、子供や夫のために早く仕事に来る代わりに早く帰って子供のピアノの発表会に行ったり…「仕事もやるけど、家庭もとても大切にする」、それが当たり前の感覚で、職場の女性も男性も楽しそうに家族の元へ帰っていき、クリスマスや誕生日のお祝いをしている姿は素敵でした。
私が両親共働き・養子といった複雑な家庭環境だったこともありますが、家族と仕事を両立するキャリアウーマンになり、多くの女性に夢を与えられる存在になりたいです。

今後の課題としては、第一に英語力だと思っています。日本人一人で寮生活をいう環境で、英語がとっさにしゃべれるようになり、英語力は多少向上したと思います。でも、ヨーロッパでは母国語と英語・第二外国語まで流暢に話せる人が多く、日本人には英語力がもっと求められるようになると思います、特に私は、グローバル社会で日本社会に貢献したいので、もっと英語を学ぶ必要性を感じています。私はTOEICの点数は、そこそこでしたし、短期留学もして、日本では英語授業ばかり取っていましたが、実際にヨーロッパで一人暮らしをしてみると不自由することばかりでした。最初の1か月は自分から意見を言い出せず、” I know many Japanese are shy and you are quiet. Let’s shout! Don’t hesitate to speak loudly, hey. “と研究室のメンバーに言われるほどでした(笑)。まだ、研究室や寮のメンバーとも連絡を取っていますが、英語を勉強したいな、と思うと同時に、仕事や就職活動をしている彼らからモチベーションをもらい続けています。

専門的なところでは、今のバイオ分野での研究をもっと深め、できたら消費財や医療に携わり、理系人材として社会に還元したいと考えています。でも、まだ自分の理系能力をどのようなビジネスに、どのように利用できるのか、は社会を知り、もっと考えなくてはならないと思っています。

最後に
英語を始め、もっとコミュニケーション能力を向上させて、日本と海外の架け橋になれるような女性になりたい、というのが大きな目標です。
あと、まだ学生ですが、家庭を持って、家族はもちろん、友達を幸せにできるような女性になりたいですね、そのためにユーモアも身に付けたいですね(笑)。

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