自動車のパワートレインの分野でグローバルな技術エンジニアになる

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本日の更新は林 寛之さん(自然科学系、複合・融合系/オーストリア)の日本代表選手紹介記事です。エンジンについてウィーンで学ぶ彼の応募書類には、留学中の具体的なスケジュールがびっしり! 要チェックです。

基本情報無題

トビタテ1期生 自然科学系、複合・融合系コース

留学先 オーストリア ウィーン工科大学

所属:芝浦工業大学院理工学研究科機械工学専攻

好きなジブリ:千と千尋の神隠し

留学スケジュール

Stage 1: シミュレーション手法,実機試験設備について理解
Stage 2: 具体的な目標,スコープ設定
Stage 3: ニーズと要求項目設定
Stage 4: 課題解決策の検討
Stage 5: 受け入れ先のツールを活用した試行,評価方法の検討
Stage 6: シミュレーションによる試行,最適化法を用いた最適値の算出
Stage 7: 試作モデルの作成,制御プログラムの作成
Stage 8: 実機試験による評価
※最後の3ヶ月はStage6~8を繰り返し実施

無題

1.応募理由および留学の志

私の夢は自動車のパワートレインの分野でグローバルな技術エンジニアになることである.昨今,欧州における自動車関連技術の進歩はめざましく,パワートレインの分野を含め世界をリードしている.よってグローバルな技術エンジニアとなるためには彼らに対する理解が必要不可欠である.私は欧州への研究留学を通じて欧州のエンジニアリングを学び,夢の実現につなげたい.またこれからの自動車産業における持続的な技術発展につながる,日欧の連携体制を実現するための手助けをしたい.貴プログラムでは社会に求められる,世界を視野に入れて活躍できるグローバルな人材の育成を目的としている.私が目指す人物像はまさに貴プログラムが育成をめざす人材と合致しており,私の留学プランおよびキャリアプランを大きく実現に近づけてくれると確信し,応募を決意した.
本プログラムには魅力な点がある.事前・事後研修および帰国後のコミュニティである.通常の留学ではこのような,大学の垣根を越えた優秀な方々との交流をもつ機会は少ない.世界を舞台として活躍しようとしている仲間や,今現在グローバルに活躍されている現役の先輩方とのこれほどまでの交流は他に無く,私に刺激を与え,留学に対するモチベーションを向上させ,より高い目標と意義のある目的を持って留学に臨むことができると考えている.

2.困難を克服した経験

私は大学の部活動として学生フォーミュラ活動を行っている.当活動は学生自身の手でレーシングカーをつくる活動で,これまで所属してきた5年間では数多くの困難を経験した.なかでも私が印象に残っているのは「コスト審査」である.この審査では製作した車両の製造コストを算出した「コストレポート」を事前に提出し,その安さやコスト算出の正確性,そして製造プロセスの妥当性などが評価される.私は2011年にコストを統括するリーダーを務めたが,その際に大きな失敗をしてしまった.コストレポートの作成が間に合わず,大会の提出締め切りまでに提出することができなかったのである.締め切り後も大会事務局は提出を受け入れてくれたが,大幅な減点を受け,コスト審査の得点は過去最低であった.私は責任を感じて大変落ち込み,コストが関係する仕事から身を引こうと考えた.しかしチームは私にもう一度チャンスを与えてくれ,次の年もコストを統括するリーダーを務めることとなった.
私は,チームのためにも,そのチャンスを無駄にすることはできないと考えて,同じ失敗を繰り返さないよう大幅な改善策を講じることにした.前の年にコストレポート作成が間に合わなかった原因について議論し,私はスケジュール管理,算出表の書きやすさ,資料管理の3つをポイントとして改善を行った.まず車両製作や他の審査の準備に追われて,各部品担当者に記入を依頼していたコスト算出表が期限内に提出されなかった問題に対して,スケジュール管理の改善を行った.チーム全体の年間大日程からコストレポート作成に集中できる時期を確認し,余裕を持ってその時期に完成できるように,完成目標日から逆算して必要なタスクとその日程を組んでいった.また算出表の記入方法が分かりにくく資料作成の効率を悪くしていたため,Excelのマクロを用いるなどして記入の半自動化を進めた.そしてすべての資料についてその作成担当と提出状況を一元管理できるよう資料管理シートを作成し,提出状況を確認する担当を新たにひとり設けた.これらの改善が功を奏し,2012年のコスト審査の得点は前の年の約2倍,過去最高の順位を得ることができた.

3.アピールポイントなど

世界を舞台として働きたいと思ったきっかけは,アメリカで活躍する日本人エンジニアとの出会いである.その方は弊学のOBで,世界を見据えた広い視野,前向きな姿勢そして仕事に対しての並々ならぬ熱意を持っていた.その方からもらった「常に世界規模でモノを見て考え,自分が世界のために何ができるかを考えよ」という激励の言葉により,私はその方のように世界を舞台としたエンジニアを目指したい,自分にもきっとできるはず,と強く思うようになり,研究留学へのきっかけとなった.
私は弊学のシステム工学教育プログラムによって,システマティックに問題を発見,分析,解決する手法やプロジェクトマネジメントについて実践的に学習することができた.これらの経験,知識は国を問わず研究留学においても役立ち,大きなアドバンテージとなる自信がある.

SNS,連絡先

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