留学経験者と希望者をつなぐ・留学codeは、留学エージェントによる「情報の非対称性」が引き起こす「〜しておけばよかった」問題を解決し、人種差別のないボーダレスな世界を実装する

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これから留学したい人や過去に留学をした人は、留学先のまとまった正確な情報がなかなか見つからなくて苦労した経験に身に覚えはないだろうか?

もしくは、はじめての留学ということで、不安だから、留学エージェントを利用して、ぼったくられたり、後悔した経験はないだろうか?

ぼくも、同じような問題や被害にぶちあたったことがある。だから、そんな問題を解決するため、ぼくは、留学を経験した人と留学に興味がある人をつなぐウェブサービス・留学codeを開発した

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目次

「留学code」が生まれた背景と概要

1 / ぼくのアメリカ留学の場合 —留学先輩が留学エージェントから助けてくれた
2 / 留学エージェントの致命的な問題点
3 / 留学codeは、留学エージェントをリプレイスする— 留学code利用の流れ
4 / 留学メンターをするメリット — 「初心・留学生コミュニティ・就職サポート」
5 / 戦略1:留学codeが他の留学サービスに負けない3種の神器
6 / 戦略2:留学メディアをコンテンツに、留学codeへの流入を狙う
7 / 目標:大学と留学生と企業をつなげる
8 / コンセプト:留学 is everywhere for everyoneな世界を実現する

 

「人種差別はどうすればなくなるか?」という永遠の問題の解決策と留学code

9 / 「お前、日本人ちゃうやろ!死ねよ、日本からでていけ!」と言われた小中時代
10 / 人種は投票に影響を及ぼすか?: ネイト・シルバーの研究結果
11 / 極端な起業エコシステムが生まれた例: 「シリコンバレーの父」ターマン教授の思想
12 / 留学codeの多言語化が秘める可能性と世界観
13 / 賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?
14 / ビジョン:人種差別のないボーダレスな世界を実装する

おわりに

15 / 謝辞
16 / プロジェクト仲間募集!

「留学code」が生まれた背景と概要

1 / ぼくのアメリカ留学の場合 —留学先輩が留学エージェントから助けてくれた

ぼくが、アメリカに留学しようとしたときは、アメリカにいる日本人が運営している留学エージェントを使った。ぼくと、そのエージェントの人は、オフラインで一度も会ったことがなかったのに、ぼくの、VISAの手続きなり、学校の手続きなり、パスポートの手続きなり、すべて肩代わりしてくれた。

なんと、すべて無料だった。

「この人は、なんて、いい人なんだ」とそのときにぼくは思った。だから、何の疑いもせず、留学エージェントの言われるがままに、留学手続きをこなしていった。「本当に助かった」とこのときは思った。

そうして、手続きを終えて、いざ留学が開始すると、ぼくは、アメリカの語学学校に通っていた。語学学校に関する情報しか知らされてなかったからだ。ぼくにとって、アメリカの語学学校は、本当に退屈で、つらくて、逃げたくて逃げたくてたまらなかった。

理由は、3つある。

  1. 英語が超下手な自分より英語がうまい生徒がほとんどいない。授業は、高校レベル。
  2. 拘束時間がかなり長い。毎日、朝から学校に行かないといけない。
  3. お金が死ぬほど高い。

 

こんな毎日は、自分が思い描いていた留学生活とかけ離れていた。このときは、理想と現実のギャップにとても苦しんだ。そんなある日のことだった。

2年前に、たまたま、インターネットで知り合った、アメリカのコミュニティ・カレッジに通う留学先輩の日本人からいきなりメッセージが飛んできた。

留学先輩 — “FB見ました。こっちに、留学しに来てるんですね、なにしてるんですか?”

ぼく  — “はい。実は、そうなんです。え〜と、実は、語学学校に行ってるんですよね笑”

留学先輩 — “もったいない。語学学校よりコミュニティ・カレッジのほうがいいです!”

ぼく  — “コミュニティ・カレッジって???”

留学先輩 — “日本でいうと、短大みたいな場所です。語学学校に比べて、しっかりしている割に、安価で、フレキシブルで、専門性の高い授業を履修できます。他にもメリットがたくさん!(あとで説明)”

ぼく  — “語学学校やめて、コミュニティ・カレッジに行きたいです!(切実)”

留学先輩 — “じゃあ、この日までに、これだけのアプリケーションを用意して、この英語のテストで、この成績以上のスコアを取得する必要があります。”

ぼく  — “わかりました。ありがとうございます!”

 

語学学校から抜けたくて抜けたくて必死だったぼくは、死に物狂いで、コミュニティ・カレッジ編入に必要なアプリケーションを用意して、英語の勉強をして、期限ギリギリセーフで、語学学校からコミュニティ・カレッジに編入することに成功した。渡米してきて、わずか1か月以内の出来事だった。

コミュニティ・カレッジに入学すると、良い事が次々と起きた。羅列すると、

  1. 自分が1番英語が下手なんじゃないかというくらい、みんな英語が上手。
  2. 英語を勉強するのではなく、コンピュータサイエンスを英語で学べる。
  3. 法律的に、自分が住んでいる地域のバスの費用が無料になる。
  4. 20カ国のメンバーで毎週フットサルができる。
  5. 拘束時間が短い。長期休暇もある。
  6. 留学生コミュニティのおかげで、超いい物件や車が超安価で見つかった。
  7. 1年通うと、合法的に、専攻と同じ分野でインターンができるCPTが得られる。
  8. 以上のメリットがありながら、ぼくの場合、なぜか、語学学校より費用が安い。

 

そこで、ある疑問がふと生まれた。

— “ところで、ぼくの手続きをしてくれたあの留学エージェントは、なぜ、コミュニティ・カレッジの存在を最初から、ぼくに、教えてくれなかったのだろう?”

原因を調べていくと、ある事実が発覚した。その留学エージェントは、実は、裏で、その語学学校と提携していたのだ。だから、留学エージェントが、ぼくを語学学校に紹介すると、その留学エージェントに紹介料が一部入るようになっていたのだ。もちろん、カレッジについて知らなかったことは、ぼくのリサーチ不足もあるし、その留学エージェントには、手続きの面において非常にお世話になったのは間違いない。

でも、その留学エージェントは、在米何年もしているので、カレッジの存在や良さを知っているのにも関わらず、自分の利益を優先して、ぼくに、カレッジではく、語学学校を勧めてきたのだ。

留学エージェントがもたらすこの歪んだ構造に、ぼくは強烈な違和感を感じた。フェアじゃない。気持ち悪い。透明じゃない。裏で誘導されている。

そんな感情が、ぼくの心を埋め尽くしていった。

2 / 留学エージェントの致命的な問題点

留学エージェントは、問題だらけだ。彼らのビジネスモデルを調べていくうちに、大きな問題が、3パターンあることがわかった。

そのパターンを一言で言うと、留学エージェントの問題点は、

  1. 無料で留学相談には乗るが、彼らと提携している語学学校しか紹介してくれない問題
  2. 東京や大阪などの都市部でしか留学相談できない問題
  3. 高額の金額を支払って、彼らと提携している語学学校しか紹介してくれない問題

つまり、留学を斡旋するエージェントは学校に学生を紹介すると紹介料を受け取る。当然、紹介料の高い語学学校へ送るし、「とりあえずワーホリ取っていけば良いよ」で、良く考えもせずに一生に一度の機会を軽々しく使わせる。海外の大学やカレッジ、Bootcampとか、この辺行かれても利益出ないから、不要な情報は絶対に伝えない。

本当に最悪の留学エージェントは、とりあえず自分たちの利益のためにと、その人のキャリアをガン無視で平然と大金を積ませて留学させる。彼らは、留学そのもの自体を商品と捉えている。だから、気に食わない。そして、許せない。

あげくの果てには、「自分たちは、留学というお客様の人生を変える素晴らしいことのお手伝いをしたんだ」とやたらドヤ顔、したり顔をする。本当に勘弁してほしい。本当に空いた口が塞がらない。ぼくは、本当に怒っている。

そして、調べると、留学業界では、このような問題が世界中で起こっている。日本人に限らず、世界中の留学生がこのような被害にあっている。もう見るに聞くに耐えられない。

これは、留学業界全体にとっての大きな機会損失だ。

ぼくは、留学エージェントは、「情報の非対称性」を利用した留学業界の既得権益だと考えている。ぼくは、いち留学生として、留学エージェントが、語学学校への紹介料で儲けるのは中立性という観点でどうなのかという疑問を抱いてしまう。

果たしてそれは、本当に、留学生にとって中立性のある留学情報といえるのだろうか。留学生のメリットを度外視して、エージェント自身の利益のために、留学生を陰で語学学校に誘導しているとはならないのだろうか?

ぼくは、この留学業界の、留学生にとって気持ち悪いアンフェアな構造を解決したい。

もちろん、中には、健全な留学エージェントもあるだろう。しかし、エージェントの中にはこのようなアンフェアなやり方の会社があり、調査によると決して少数派ではない。利益のためなら、偏った情報を提供するエージェントが、世界中に多数存在していているので、留学生は知識をつけて騙されないようにしなければならない。

3 / 留学codeは、留学エージェントをリプレイスする — 留学code利用の流れ

ステップ1. どのメンターが自分にあっているかを考える

留学codeには50カ国以上、文系から理系、超名門大学への正規留学から研究留学やインターンまで様々な留学メンター(経験者)がいる。だから、これから留学を考えている人は、アメリカやイギリスであろうが、ブラジルであろうが、その国に留学経験がある人を見つけることができるし、自分と似た留学計画の人を見つけることもできるだろう。自分にあった留学メンターが留学codeにきっといるはずだ。

検索機能を使って、国や留学タイプや分野を絞ったり、実際に留学メンターのプロフィールを見てみて、自分に1番あった留学メンターを探してみよう。

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留学メンターコンシェルジュ機能

— “留学は初めてで、どの留学メンターを選んでいいかわからない…”
— “初めての留学相談で不安…”

そんなときは留学codeコンシェルジュの無料相談チャットを利用することができる。コンシェルジュは留学code運営メンバーなので、留学相談が初めての方でも安心してご相談していただくことができる。

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実際に、相談してみたい留学メンターを決めたら、相談メッセージを送ってみよう。

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できるだけ、具体的に記入すると、メンターからメッセージが承認されやすくなる。

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ステップ3.留学メンターとオンライン留学相談をする

すると、留学メンター側は、さきほどのぼくのメッセージとプロフィール情報があるメールを受け取る。

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もし、留学メンターが相談申請を承認すると、留学相談者は、留学メンターとチャットをすることができる。

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実際の様子はこんな感じ。

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留学メンター側は、留学相談者からメッセージが来るのを待つだけです。

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こういう流れで、オンライン留学相談が実際に開始する。

4 /留学メンターをするメリット —「留学生コミュニティ・初心」

1. 留学経験者コミュニティ

留学codeは留学メンター同士の交流会を定期的に開催する。世界中に留学した多種多様な分野の経験や知識や価値観を持った人たちが集まるコミュニティに出会えることで、帰国後に留学経験をシェアできます。

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2. 初心を思い出せる. 

たとえば、自分の場合は、留学相談を通して、自分が留学する前の、あの初々しさを思い出すことができ、自分も頑張ろうと思えた。だからこそ、今自分がしていることを考え直し、「本当に自分が留学でやりたかったことをしよう」という勇気を取り戻すことができた。「どんなにかっこ悪くてもいい、泥臭くたっていい、自分がやりたいことを突き詰めてみよう」と決断することができたのだ。そうして、新サービス、留学codeが生まれた。

5 / 戦略1:留学codeが他の留学サービスに負けない3種の神器

1. 従来の留学サービスとは一線を画した、洗練されたユーザインタフェース

留学codeは、インタフェース(画面)にこだわっている。これは、ぼくが、他の留学生向けのサービスのインタフェースにイラっとした経験が多々あったからだ。具体的には、ダサい広告でサイトが埋め尽くされていて目障りだったり、いかにもお役所や文科省が作ったようなインタフェースでどこを押せばいいのかがわからなくてストレスフルだったり。なんと、この時代にスマホで見れなかったり。

だから、「誰もイラっとしない留学サービスのインタフェースとはどんなものか」を真剣に考えて、留学生と対話を繰り返し、みんなで実装した。

留学codeは、ITリテラシーの高くない人であろうが、どの端末からであろうが、迷わないで、誰でも、普通に使える。それでいて、留学のあのワクワク感が画面の向こうから感じられる。そんなインタフェースを目指している。

最近、優秀なデザイナーも加入したので、まだまだ留学codeのインタフェースは進化する。留学codeは、とにかく、最高に洗練されたユーザーインタフェースにこだわりたい。

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2.留学メンターの多様性と数

先程も言ったように、留学codeには30カ国以上、文系から理系、正規留学から研究留学やインターンまで様々な留学経験者がいる。だから、これから留学を考えている人は、アメリカであろうが、ブラジルであろうが、ラオスであろうが、その国に留学経験がある人を見つけることができるし、自分と似た留学計画の人を見つけることもできるだろう。

また、留学メンターの多様性と数が確保されているということは、留学相談側だけでなく、実は、留学メンターにとってもメリットがあるのだ。なぜなら、留学相談のミスマッチを防ぐことができ、留学相談者を、留学メンター間でシェアすることができるからだ。

どういうことかを具体的に説明しよう。

例えば、Sakuraさん(下図)のようにこれだけ具体的にプロフィールが埋められていれば、ミスマッチは起こらない。理系の大学院生でアメリカで研究留学をしたいような人しか彼女に連絡しようと思わないはずだ。

また、もし、理系の大学院生で研究留学を考えている人が、仮にぼくに留学相談をしても、ぼくは、その子となにもかも違うので、いいアドバイスができないだろう。

でも、ぼくが、留学codeで留学タイプから検索して、Sakuraさんを見つけたら、「ぼくよりSakuraさんに相談するほうが、いいアドバイスをしてくれるのでは?」とその理系の大学院生で、留学したい彼女に言えるのだ。

最初は、プロフィールを埋めるのは確かに面倒に見えるかもしれないが、結果的に、相談者と相談内容のミスマッチを減らすことができ、あなたのことを本当に必要とする人から相談申請されやすくなる。

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3. 留学サービスとしての透明性

留学codeの場合、留学情報を提供するのは、ぼくたち運営側ではなく、留学経験者だ。留学経験者は、会社ではない個人にすぎないので、留学エージェントのように「情報の非対称性」を利用して利益を儲けようという発想がそもそも出てこない。むしろ、彼ら彼女らは、「情報の非対称性」をなくしたいと思っているケースが多い。

ぼくは、留学codeをローンチするにあたって、数十人の友人とSkypeをして、ユーザインタビューをさせていただいた。ぼくの留学生の友人は、以前から、全員留学相談に乗っていたことがあった。なので、ぼくは、「なんで、わざわざ留学相談には乗ろうと思うの?」と彼らに聞いてみた。

すると、みんなは、口を揃えてこう言った。

— “恩返ししたいから”
— “自分が苦労したから、後輩には良い留学情報を知ってほしい”

つまり、完全な好意なのだ。だから、これから留学したい人を自分のビジネスを優先して騙しようがない。留学メンターは、これから留学したい人にとってベストで、情報的に透明な選択肢を提示してくれるだろう。だから、留学codeを使って、留学相談をすると、構造的に、既存の留学エージェントによる過度の宣伝や広告に誘導される心配なく、自分に本当にあった留学情報を手に入れることができる。

6 / 戦略2:留学メディアをコンテンツにして、留学codeへの流入を狙う

次に、ぼくは、留学codeとはまた別で、トビタテジャーナルという留学メディアを開発・運営している。トビタテジャーナルは、「留学を広義する」をコンセプトに多種多様なバックグラウンドを持ち、多岐にわたる分野で留学を行う学生の活動記録・体験記をまとめた留学メディアである。

既に400記事くらいあって、北米から、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、南米、アフリカまで、百人以上の留学生が、多種多様な専門分野とテーマで留学体験記や留学に関する情報を投稿している。また、文章だけでなく、留学podcastやInstagramも投稿されている。

だから、このメディアの全記事の1番下に「留学相談したい方は、こちら(留学codeのリンク)をどうぞ」というメッセージを貼り付けていて、この留学メディアから留学codeへのアクセスの流入を狙おうと考えている。

留学情報を知ってそこで終わりではく、そこから一歩踏み出せる仕掛けを作りたいのだ。

このアイデアは、1年前の@chibicodeさんのアドバイスが大きい。

7 / 目標:大学と留学生と企業をつなげる

1.各大学との連携 — 過去の交換留学生リストを紙からデータベース化する

例えば、同志社大学からUCバークレーに交換留学したいと思ったら、1年前に、同じように同志社大学からUCバークレーに交換留学した人に連絡をとり、交換留学を勝ち取る秘訣や英語の勉強方法や現地の生活を聞きたいと思うのが普通ではないだろうか?

ぼくと同志社大学の場合、(1)片道2時間かけて大学の国際課(平日の11時~5時まで)に出向き、(2)国際課の人に許可をとって、(3)カリフォルニア大学と書かれた本を受け取り、(4)何百ページもあるその本をめくって、(5)1年前や2年前に、同じように同志社大学からUCバークレーに交換留学した人を探して、(6)その本を返さなければいけない。

全くバカらしい。時間の無駄でしかない。

だから、留学codeは、各大学と連携し、過去の自分の大学や行きたい大学の交換留学生リストを紙からデータベースに移すことで、これから留学を考えている人が過去の交換留学生を検索できるようにしたい。

そして、大学側にとっても、留学codeが、使いやすくてシンプルなインタフェースとシステムを提供することで、国際課の業務を効率化したい。国際課の人たちが、単純作業の業務に追われるのではなく、「これから留学をしたい人や現在留学中の人との対話」という本質的な業務にフォーカスできるようにしたいのだ。

異国で頑張っている留学生が、大学の事務との無機質で、煩雑なやりとりに集中力を削がれるのではなく、留学生活だけに集中できるようにしたいのだ。

2.留学生の就職サポート — 留学がキャリアの一歩となる世界を創る

留学生は、就職活動で苦労している。彼ら彼女から話しを聞いているうちに、苦労しているパターンには、3パターンあることがわかった。そのパターンを一言で言うと、留学生の就活に対する意見は、

  1.  留学したら、就活が1年遅れる。だから、そもそも、留学しない!
  2. 留学が原因で、OB/OG訪問ができなかった。インターンができなかった。出遅れた。
  3. 留学先で学んだ文化と日本の文化が違いすぎる。日本の会社に馴染めない!

だから、留学codeは、留学メンター限定のキャリアフォーラムや会社紹介や留学中のオンライン就活面接や企業の人達を呼んだ留学成果報告会を定期的に開催することで、この問題を解決したい。留学codeは、留学後のキャリア形成支援を積極的に行い、留学が、就職の足かせにならない世界、留学がキャリアの一歩となる世界を作っていきたい。

3.留学成果報告会 — もっとオープンにして、もっと交流が生まれる場に。

ぼくは、以前、トビタテ事務局主催の成果報告会に参加し、感銘を受けた。と、同時にもったいないなと思った。なぜなら、留学成果報告会についての情報がクローズドすぎたからだ。企業に関して言えば、留学成果報告会に参加できたのは、トビタテの支援企業のみだ。これから留学をしようと考えているような人については、ほとんどいなかったのだ。

本当に留学成果報告会に来るべきだったのは、そういう人だったのではないか?

どんなに運営側がもっとおもしろくしようと思っていたって、旧態依然とした体質や規制の仕組みががそれを邪魔する。留学codeは、有志だけによって開発・運営されているので、束縛される必要がない。

思うままに、新しい留学成果報告会をつくることができる。プレゼンの時間を長くできるし、オンライン配信だってできるし、協賛企業以外の人だって呼べる。

なにより、もっと情報をオープンにして、留学を考えている人をもっと呼ぶことができる。ぼくは、留学成果報告会みたいな場所で、もっと留学生の内定が1日で決まったり、留学を決意する人がいてもいいと思うのだ。

8 /コンセプト:留学 is everywhere for everyone

留学codeは、東京にいる人も田舎にいる人もヨーロッパにいる人もアフリカにいる人もアメリカにいる人もみんな同じように留学情報や留学生にアクセスできて、アメリカでもカンボジアでもラオスでもフィンランドでもどこでも留学できる世界を実現したい。

ぼくたちは、それを 留学 is everywhere for everyoneと呼んでいる。

シンプルなサービスだけど、ぼくは、留学codeが、最も留学生フレンドリーなサービスの原型であるという結論に行き着いた。留学codeは、古臭くて、既得権益の巣窟になっている留学業界に、一石を投じ、新しい風を吹かせられるものだと心から信じている。

数十年もすれば、留学は今よりもっと、普遍的で、クールになっているだろう。

留学codeが、そんな世の中の立役者になれればいいなと思っています。

留学codeは、こちらからご覧になることができます。

 

「人種差別はどうすればなくなるか?」という永遠の問題の解決策と留学code

9/「お前、日本人ちゃうやろ!死ねよ、日本からでていけ!」と言われた小中時代

— 「お前、日本人ちゃうやろ!死ねよ、日本からでていけ!」

在日韓国人であるぼくは、小学校と中学校でこのセリフを何度か吐かれ、国籍問題で悩んだことがある。祖父にこのことを相談すると、昔はもっとひどかったという。おそらく、発言した本人は幼かったこともあるし、軽い気持ちで言ったことだと思うので、当時のことなんて覚えていないだろう。

もちろん、ぼくも今、恨みがあるわけではない。しかし、ぼくは、十年も前のことなのに、いまでも、その言われたときの風景、気温、風の音、天気、すべてを鮮明に思いだすことができるのだ。“国籍で差別される”とはそういうことなのだ。

「人種差別はどうすればなくなるか?」

だから、これは、幼いながら自分にとって、永遠の問いであり、問題だった。

ぼくは、現在、アメリカに留学している。アメリカでは、大統領選挙が物議を醸している。アメリカ人の学生は政治に非常に関心が高い。大統領候補のトランプの話になる度に、さまざまな意見を耳にした。

すると最後に、必ずといっていいほど、人種差別(レイシズム)の話になる。トランプが人種差別者(レイシスト)だからだ。そして、議論が白熱する。人種差別(レイシズム)については、アメリカ人は誰もが一家言あるらしい。

だが、最後は、決まって、これは難しい問題で、解決策がないという結論になる。

(引用元:http://chibicode.com/sf-hell/

だから、ぼくなりに、過去の研究を参考にしながら、人種差別という問題の複雑さを明らかにし、統計的なアプローチと歴史的背景をふまえながら、人種差別の解決策について考えてみた。知的好奇心をくすぐられたい方やこの問題やアメリカの大統領選に関心がある方は、少々長いが、ぜひ最後まで目を通してみてほしい。

10/人種は投票に影響を及ぼすか?: ネイト・シルバーの研究結果

大学生活が慣れてきたある日の頃、シカゴ大学経済学部を卒業、「マネー・ボール」で有名になった野球データ予測モデル「PECOTA」の開発者であるとともに、大統領選挙の結果を正確に予測することで有名であるネイト・シルバーの「人種は投票に影響を及ぼすか?」というTEDトークのことを知った。

好きな女の子や自分の留学経験がきっかけで、興味を持ち始め、作りたいから作っていた、留学生向けのサービスだが、ネイト・シルバーのTEDを見て、実は、これが科学的に考えても、シンプルに考えても、自分の根っ子にあるルーツである「人種差別はどうすればなくなるか?」という大きな問題の解決策に繋がっていることに気がついたのだ。

日本語版の紹介は以下。

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選挙について話そうと思います。多数の白人有権者がアフリカ系アメリカ人の大統領候補に投票したというのは初めてのことでした。実際オバマはかなりよくやりました。選挙人投票で375票を獲得し、そして、一般票では、約7000万票という人種や政党にかかわらず史上最多の得票をしたのです。

2004年のジョン・ケリーの時

2008年のオバマの時

2008年のオバマの状況を2004年のジョン・ケリーと比べるならこの推移に見てとれるように、ほとんどの州がより青く、より民主党寄りになっています。西部のようなオバマが落とした州でさえそうです。南部でも北東部でもほとんどすべての州で青くなっています。

ここにあるいくつかの例外を除いて(例外の1つはマサチュー州ですが、ジョン・ケリーの本拠地なのでオバマが下でも驚くことはありません。それにマケインの本拠のアリゾナ州でも票を増やせませんでした。)他方で、この国の中央に位置するアーカンソー、テネシー、オクラホマ、ウェストバージニアの辺りもだめでした。

96年のビル・クリントンは、民主党が前回勝利した時ですがまさにこの地域で実に大きな違いが見られます。アパラチアやオザークといった高地地域です。

96年のクリントンと08年のオバマの間で、20から30ポイントも下がりました。確かに、クリントンはアーカンソー出身でしたが、それにしても大きな変化です。アーカンソーのような地域について考えるとき、「カンザスはどうなっているのか?」という本がありますが、オバマはカンザスでは割合上手くやっています。負けましたが、民主党はここではいつも負けています。他の人はひどく負けませんでした。

それにしてもアーカンソーはどうなっているのか?

アーカンソーについては、ネガティブなイメージがあります。銃を持った多数のいわゆる「頑固な南部人」。彼らが、こんな見た目のバラク・オバマという名前の人間には投票しないとは想像できます。

人種問題です。これは、フェアな見方でしょうか?アーカンソーあたりの人に対する偏見でしょうか?少なくともある部分フェアな見方です。人種という要因がたしかにあるとわかるのは彼らに訪ねたからです。直接尋ねたわけではありません。50州中の37州で行われた出口調査で人種について直接的な質問がありました。

—”今日の大統領選の投票先を決めるにあたって候補者の人種はその要因になりましたか?”

この質問に対し、”はい。人種は要因であるのみならず決める上で重要な点でした”と答えた人や恐らく他の要因との兼ね合いかこの要因自体のために結果としてマケインに投票した人はどれほどいたのか?そのような振る舞いは、白人投票者の間であるいは黒人以外の投票者の間でどれくらいあったのか?ご覧のように結果は地域によって大きな違いが見られます。

ルイジアナでは約5人に1人の白人投票者が、”はい。私がオバマに投票しなかった大きな理由はアフリカ系アメリカ人だからです”と答えています。仮にそれらの人々の半分でもオバマに投票していたら彼はルイジアナで難なく勝てたでしょう。このリストの上位の州すべてにそう言えます。一方、カリフォルニアやニューヨークの人々は、、”我々は啓蒙されている”と言うでしょうが、人種に基づく投票というは確かにずっと少なくなっています。

これは、同じデータを地図で表したものです。

この図で赤くなっているのは、”オバマの人種は、私には問題でした”と答えた人の多かった州です。96年と比較した地図とこの地図の間には共通点が見られます。

これは、まさにオバマが何故この地域でひどい結果だったのかを説明しているように見えます。我々は、問うべきでしょう。人種差別は何らかの方法で予測できるのか、人種差別を引き起こすものが何かあるのかを。

それは我々が理解していないアーカンソーやケンタッキーの特異性にすぎないのか?それとも何か構造的な要因が働いているのか?見ることのできる変数は他にもたくさんあります。

経済学者や政治科学者が観察してきた収入や宗教や教育といった要因は、我々が11月4日に行ったこの国家的大実験における人種差別の表出を引き起こしたものなのでしょうか?実験予測を可能にするような強い相関を持つ要素が2つあります。教育がその1つです。

成人あたりの修学期間の短い州が赤く表示されています。ご覧の通りアパラチア地域は教育水準が低くなっています。これは、単に事実です。ここに人種差別に基づく投票傾向との関連を見る事ができます。

もう1つの重要な変数は、近隣住民のタイプです。より田舎の州では、ニューハンプシャーやメインでさえ人種差別によるオバマへの反対投票が見受けられます。ですからこの2つの要素の組み合わせなのです。教育と近隣住民のタイプです。これについては、すぐ後で話しますが、アーカンソーやテネシーのような州の問題は、非常に田舎であり、かつ教育的にも貧しいという事です。

だから、人種差別は予測可能なのです。恐らく他にも要因はあるでしょうが、これは人種差別を予見しているように見えます。この「総合的社会調査」というのをもう少し掘り下げてみましょう。これは、シカゴ大学によって1年おきに行われているもので、彼らは実に興味深い一連の質問をしています。2000年には、人種差別的意見に関する特に興味深い質問があります。

— ”近隣にあなたと異なる人種の人は誰か住んでいますか?”

コミュニティのタイプによって結果が大きく異なるのがわかります。都市部では、約80%の人が近隣に別の人種が住んでいると答えています。しかし、田舎のコミュニティでは僅か30%です。農家暮らしなら隣人は少ないというだけかもしれません。しかし、いずれにしても自分と違った人との交流は多くないのです。

そこで、この調査から白人を抽出し、黒人や別の人種の隣人がいる人と白人の隣人しかいない人とに分けてみることにしましょう。

政治的意見に関しては、大きな違いは見られません。

これは、2000年版で当時は、共和党寄りの人が多くいました。しかし、民主党支持か共和党支持かは隣人がどうであるかによってさほど変わりません。人種に関する質問でさえそうです。例えば、マイノリティ優遇措置という人種に関する政策の問題についてもここに大きな違いはありません。

マイノリティ優遇措置は白人投票者に人気がない点で共通していますが、黒人の隣人がいる人といない人との間にこの問題に対する感覚の違いは全くありません。

しかし、もう少し深く、個人的なことを聞いてみるとどうでしょう。

— ”異人種間の結婚は法的に禁止すべきか?”

この場合、大きな違いが見られます。異なる人種の隣人がいない人は、いる人と比べ2倍近くが異人種間の結婚に否定的です。単に周囲に住む隣人によって変わるのです。

次に、2000年版ではなく、1996年版ですが、同じ調査でこんな質問をしています。

— ”優れた大統領候補なら黒人でも投票しますか?”

隣人にアフリカ系アメリカ人がいない人は、”それは私には問題だ”と答える傾向が強くなっています。

だから、これは都会か田舎かという話ではなく、誰が周りに暮らしているかということなのです。人種差別は予測可能であり、それは異人種との交流の有無によって予見できるのです。だから、この問題に取り組みたいなら、人種間の交流促進を目指すべきでしょう。

それを行うための、ごく自明なアイデアがいくつかあります。私は都会が大好きです。特に、その都市が持続可能で多様であり、異なる民族性や収入帯の集団を支えられるなら素晴らしいです。都会は田舎よりも日常的に人の繋がりや気軽な交流を促進すると思います。しかし、誰もがニューヨークのような都会で暮らしたいわけではありません。

(中略)

そこでアイデアがあります。ニューヨークと外国とで学生を交換する交換留学制度がありますが、率直に言って米国内だけでも十分な差異があります。たとえば、ニューヨーク大学の学生をアーカンソー大学で学ばせ、逆も同様にするとか。それを高校の段階でやるのはどうでしょう?

実際、アーカンソーやテネシーの学校にいる人は、恐らく別の州や別の人種の人たちと積極的に交流する機会を持たないでしょ。先程話した教育という要因の一部は、大学に行くことで得られる他では交流する事がなかった人たちと混じり合う経験のためだと思います。

重要なのは、これがすべて良いニュースだということです。なぜなら、何かが予測可能であるなら、それはデザイン可能でもあるからです。問題の解決策を考えることができます。たとえ、その問題が人種差別のように悪質で扱い難いものであっても、その行動の根本原因やどういうときに起きるかがわかっているなら、その解決策をデザインすることができるのです。    

(引用元:https://www.ted.com/talks/nate_silver_on_race_and_politics/transcript

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TEDの感想

いかがだろうか。ぼくは、このTEDを最初に見たときは、非常に感動したのを覚えている。以下、ぼくの簡単な感想と留学codeが留学エージェントをリプレイスした後に、その先にある本当に解決したい「人種差別」という問題へのアプローチについてを述べたい。

まず、内容を簡単にまとめると、ネイト・シルバーは、オバマ氏が立候補した大統領選で、オバマ氏の人種によって投票の如何を決めた人がいたことを示した。また、人種による決定の違いは教育と近隣住民のタイプによって変化していることデータから導き出した。

つまり、田舎で暮らしで低い教育しか受けていない人は人種差別をする傾向が高くなると示したのだ。さらにこの点を掘り下げてみると、結論として周囲に違う人種の人が暮らしているかどうかで、その判断や考え方に大きな違いが表れることが分かった。そして、これを解決する最も効率的な方法が、留学による異人種との交流だと結論づけている。

ぼくは、この研究結果をもう一歩進め、実装まで終えて、学術論文に投稿しようと考えている。論文の具体的な構想はこうだ。ネイト・シルバーの研究結果について触れた上で、

「留学に行きたい人の阻止要因が,語学や留学資金ではなく,留学に関する知識や留学を経験した人の知り合いが足りてないこと」統計学とデータを使って社会科学的に証明する。それだけではなく、留学codeを使って、この問題を実際に解決するのだ。

(これは、留学行った人、行ってない人に対して、要因になるであろうことをある程度予想してアンケートに応えてもらい、ロジスティック回帰して、ANOVAをやると社会科学的に証明出来る。だからこそ、留学codeでは、留学相談者に対して、留学相談前と後で、アンケートをとっている。この方法論は、Exploratoryと親友の@yasu_919から学ぶことができた。)

ぼくが、「留学に行きたい人の阻止要因が,英語や留学資金ではなく,留学に関する知識や留学を経験した人の知り合いが足りてないこと」と考えるのは、自分の肌でそう感じるのもそうだが、なによりシリコンバレーのエコシステムやそれを支えるスタンフォード大学の歴史について知っているのが大きい。

留学業界が栄えるには、資金を投入するよりなにより前に、まず留学エコシステムができることが重要で、そして、エコシステムというのは、シリコンバレーやスタンフォード大学のように、大抵、お金やスキルではなく、「人(思想)」や「知識」や「情報」からはじまるものなのだ。

せっかくなので、これから、シリコンバレーという極端な起業エコシステムが生まれた背景について簡単に説明したい。

ぼくは、この歴史は、留学業界にも応用されるべきだと考えているからだ。

11/ 極端なエコシステムが生まれた例: 「シリコンバレーの父」ターマン教授

起業エコシステムで有名であるシリコンバレー誕生のきっかけとなったのは、Facebookをつくったザッカーバーグでも、スティーブ・ジョブズでも、ビル・ゲイツでも、巨額の資金でもない。たった1人の教授の教えからはじまったのだ。

アメリカ合衆国は、第2次大戦や冷戦前後に、戦争を優位に進めたかったので、原子爆弾やレーダーの研究をしていた。当時、原子爆弾の研究をしていた大学は、アメリカに2つあった。1つは、東海岸にある当時からトップのMIT。2つめは、西海岸にある、当時はだれも気にしなかった小さな大学にすぎなかったスタンフォード大学だ。

MITは資金と人材が豊富だったのでMITの中で、工場を作って政府が受注したものを作ろうとした。 一方で、スタンフォード大学では、電子工学部のターマン教授という人が、当時が規模が小さかったので、大学は、ターマン教授がMITから学んだことを生徒に教育する場にすることに集中した。

そして、生徒に、「卒業したら大学に残ろうとするのではなく、知的財産などは、持っていっていいから、会社を興して、大学の外に行きなさい!」と説いたのだ。ターマン教授のこの教えは、「アカデミアで出世するには、社会に出ればいい」と、当時の常識を覆した。

まず、HP社を創業したビル・ヒューレットとデービッド・パッカードは、ターマン教授の生徒だった。ターマン教授は、当時最も高度な電子工学の教科書を書き、1955年にスタンフォード大学の副学長になった。 その後、スタンフォード大学を卒業した、ウィリアム・ショックレーがトランジスタを発明し、ノーベル賞を受賞した。そして、1956 年にショックレー半導体研究所を立ち上げた。

その翌年、その研究所の8名が研究所を辞め、自分達の会社フェアチャイルドという半導体企業をおこした。彼らは、その後フェアチルドレンと呼ばれ、その内の2人がインテルを1968年に創業した。ショックレー研究所から派生したシリコンバレーの半導体企業は、20年間で65社ののぼる。

シリコンバレーがシリコンバレーになったのは、ショックレーがいたからで、ショックレーがショックレーになったのは、ターマン教授の教えがスタンフォード大学に根付いていたからなのだ。

つまり、まとめると、資金でもスキルでもなく、ターマン教授の外向きの思想や情報がスタンフォード大学を世界最高峰のレベルにまで引き上げ、シリコンバレーのエコシステムの源泉を作ったのだ。だから、ターマン教授は、「シリコンバレーの父」と呼ばれている。

(参考:https://www.youtube.com/watch?v=N0NNgfguR9g

12/ 留学codeの多言語化が秘める可能性と世界観

日本から世界へ、世界から世界へ、世界からまだ誰も見たことのない世界へ

地の利があるため、最初は日本から世界各国へ留学する人、留学を終えた人を対象に展開していくが、もちろん、日本人だけに限定する気はない。絶対にそうはしない。

来年を目処に、世界中の留学生向けにも展開する。

日本から、アメリカや中国やイギリスに留学する日本人だけでなく、アメリカから中国や韓国や日本に留学するアメリカ人であったり、韓国から中国やアメリカやフィンランドに留学する韓国人やスウェーデンから中国やガーナに留学するスウェーデン人やケニアから日本やイギリスに留学するケニア人をサポートしていくのだ。

多言語化して、世界中すべての留学生の力になりたい。そして、留学codeで、留学相談をして、留学を経験し、留学を終えた人は、次は、留学codeの留学メンターになるというサイクルを作り、世界中で留学コミュニティと留学エコシステムを形成する。

留学codeは、留学業界におけるシリコンバレーのターマン教授やスタンフォード大学を目指している。

13/ 「賛成する人がほとんどいない大切な真実は何だろう?」

@yasu_919から「この質問に応えられる人になれるかなれないかが重要」と半年ほど前に言われたことがある。当時のぼくは、答えられなかったが、その後も考え続けていた。この質問について簡単に説明すると、シリコンバレー随一の投資家・ピーター・ティール氏は、著書「Zero to One」の冒頭で、こんな問いを投げかけていたのだ。

Paypalの創業社長であり、のちにFacebook初の外部投資家になったティール氏は、人材や会社の良し悪しを見極めるために、この質問を訊いていたようだ。

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採用面接でかならず訊く質問がある。「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」

ストレートな質問なので、ちょっと考えれば答えられそうだ。だけど実際には、なかなか難しい。学校では基本的に異論のない知識しか教わらないので、この質問は知的なハードルが高い。それに、その答えは明らかに常識外れなものになるので、心理的なハードルも高いからだ。明晰な思考のできる人は珍しいし、勇気のある人は天才よりもさらに珍しい。

僕がよく聞かされるのは、こんな答えだ。

「この国の教育制度は崩壊している。今すぐに立て直さなければ」 「アメリカは非凡な国家だ」「神は存在しない」 どの答えも感心しない。最初の二つは真実かもしれないけれど、多くの人が賛成するだろう。三つ目はおなじみの論争の一方に味方しているだけだ。

正しい答えは次のような形になるはずだ。「世の中のほとんどの人はXを信じているが、真実はXの逆である」。

なぜ、「賛成する人がほとんどいない、大切な真実」を、彼は大切にするのか。ティール氏によれば、この質問は「あなたには、未来が見えていますか?」と問うているらしい。

突き詰めて考えれば、未来とは、まだ訪れていないすべての瞬間だ。でも、未来がなぜ特別で大切なのかといえば、それが「まだ訪れていない」からではなく、その時に「世界が今と違う姿になっている」からだ。

だから、もしこれから100年間社会が変わらなければ、未来は100年以上先にならないとやってこないことになる。もし次の10年でものごとが急激に変わるなら、未来は手の届くところにあるということだ。

未来を正確に予測できる人などいないけれど、次の二つのことだけは確かだ。未来は今と違う、だけど未来は今の世界がもとになっている。あの逆説的な質問への答えのほとんどは、異なる視点で現在を見ているだけだ。視点が未来に近づくほど、いい答えになる。

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「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」

もし、「留学業界」に限定して、この質問をされたら、今のぼくなら、こう答える。

「長年続いている人種差別の歴史に終止符を打ち、ボーダレスな世界を実装するには、留学をITによって活性化させることが有効だ。そして、留学を妨げている大きな要因は、語学力や資金ではなく、自分にあった留学知識と留学経験者を知っているか知っていないかの差でしかない。これは、社会科学的なアプローチからデータを使って証明でき、工学的なアプローチから解決(実装)可能な問題である。」

14/ ビジョン:人種差別のないボーダレスな世界を実装する

これで言いたいことは、ほとんど終わりだが、あと少しだけお付き合いいただきたい。

(引用元:http://chibicode.com/sf-hell/

以上の結論は、統計的なアプローチや歴史的背景から出た考えだが、でも、彼の言うように、実は、もっとシンプルに基本原理を考えたほうがいいのかもしれない。ぼくが考えた、その基本原理とは、

留学の醍醐味は、世界中の生まれも育ちも違う人たちと、留学を通じてつながれることだ。そして、人生にその記録が原体験として強く残ることだ。留学を通して、世界中に友達ができた人が世界中に増えるとどうなるだろう。

そこには戦争や差別なんてないはずだ。顔がすぐ浮かぶ国と戦争や差別したい人などまずいないのだから。

留学を通して、お互いの文化やたくさんの国の友人を知っていれば、互いの立場の違いを尊重しやすくなるのではないか??

東京にいる人も沖縄にいる人も田舎にいる人もヨーロッパにいる人もアフリカにいる人もアメリカにいる人もみんな同じように留学情報や留学生にアクセスできて、アメリカでもカンボジアでもラオスでもフィンランドでもどこでも留学できる世界になれば、そういう人は増えるのではないか??

そういう人が増えれば、トランプが大統領になることもなかったのではないか?

そうすれば、留学codeは、「お前、日本人ちゃうやろ! 日本から出て行け、死ねよ」なんて、世の中で誰1人言われることのないボーダレスな世界の実現に少しでも寄与できるのではないか?…

これが、留学codeを作った駆け出しエンジニアとしての、ぼくの問題意識である。

グローバルなんとかとか留学業界の市場規模がいくらとか、そういう難しそうなことは、聞かれてもぼくには、よくわからない。そんなに頭も良くないし、興味もない。でもなんとなく、世界はぼくが思い描いている方向に進んでいきそうな気がする。

だって、それが「普通」なんだから。

P.S. 留学codeという名前の由来は、留学とcode(テクノロジー)を使って、留学業界を良くしたいという想いから来ています。

謝辞

留学codeのプロトタイプは、Progate株式会社でのインターン時代に、1人で作っていたサービスに遡ります。Progate株式会社での1番最初のタスクが、「自分でなにかアプリを作ってください」だったからです。

留学codeを支えている技術は、Progateで学んだ基本的な知識が土台になっています。

だから、Progateと繋がるきっかけを作ってくれたCTOの@wyvernMuraiと「おれ、洪くんのことが好きなんだよね」ってだけで、なにもなかったぼくを最初のインターン生として招き入れてくれたCEOの@cmasad43とメンターとして、たくさんのコードレビューとメンタリングをしてれたCOOの@mate0rich

そして、リードエンジニアの@shohohohfireやデザイナーの@michiminstar や同じインターンの@k_tooooooooooo。そして、東京留学生活の最初から最後までスラムダンクの流川的存在として、刺激を与え続けてくれた@YFuka86と渡米のときに色紙を描いてくれた@yrmtsのコンビに本当に感謝したいです。

また、このプロジェクトを一緒にしてるわけでもないのに、技術的な相談にいつも乗ってくれた奥原さんと@yasu_919にも感謝の意がつきません。ふたりがいなかったら、プログラミングもデータ分析も途中で挫折していただろうと思います。

この色紙とメッセージは、つらい時にいつも支えてくれました。自分の宝物です。

ぼくは、Progateでみんなと過ごした386 commitと、168pull requestsを一生忘れない。

そう、あの頃は、1人で開発していました。そして、失敗しました。

当時の反省を活かし、現在は、チームで開発しています。みんな、ぼくが1人で作っていたプロトタイプと想いに共感し、協力してくれることになり、今はチームになりました。

話に出てきた留学先輩(男性)であったり、その留学先輩のルームメイト(男性)だったり、直接会ったこともない大学院生のバイオ研究者(女性)だったり、日本マイクロソフト社で働くデータエンジニア(男性)だったり、物語の執筆がきっかけで知り合ったデザイナー(女性)だったりします。

みんなぼくより遥かに優秀です。

ぼくは、留学codeの開発では、仕様の作成、バックエンド、フロントエンド、デザイン、インフラ、API、広報、ユーザインタビュー、営業、データ分析まで一通り担当しました。

そして、わかったことは、ぼくは、上のどの分野においても、専門家として一流の仕事ができないということです。すべてに浅く精通することはできるのですが、どれをとっても、スキル的には中途半端なのです。これは、謙遜でもなんでもない単なる事実です。

だから、みんなの協力なしに、ここまでの形のものは作れなかったです。また、ここ数ヶ月のぼくの紆余曲折を間近で見ているルームメイトからよく言われることがあります。

「ヒデ(お前)は、精神的に問題を抱えている」日本語に訳すと、メンヘラみたいな意味になりますが、おそらく彼が言いたかったのははそういうことではなく、「ヒデ(お前)は、常識がない」ということでしょう。

「ヒデ(お前)は、常識がないから、おれがルームメイトとして、いろいろ助けてあげなかったら生きていけなかっただろう」とよく言われるのです。

本当にそのとおりだと思います。ぼくは、1人では、なにもできません。常識がないから、人に失礼なこともしてしまうし、意図せず傷づけてしまうこともあります。もうそれは、インターンでも嫌というほど痛感させられました。

だから、協力してくれたみんなに、もう1度、心からの敬意と感謝を示したいです。

本当にありがとう。

 

力を貸してください! プロジェクト仲間募集

こんな超長文を、ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。さぞお疲れだと思いますが、最後に、もしよろしければ、この実現のために力を貸してください。いま僕たちが助けを必要としているのは、以下の6つです。リモートでも可能です。11月16日~11月28日までボストンとNYにいます。もし、ボストンかニューヨークにおられるなら、ぜひお茶しましょう。

興味がある方は、ぼくのTwitterかメールにお問い合わせください。

  1. Ruby on RailsやJSを使って、バックエンドをバリバリ開発したいエンジニア
  2. AWSなどの、サーバーサイドやインフラが得意なエンジニア
  3. React Nativeで、モバイルアプリを開発してくれるエンジニア(SwiftやJavaでも可)
  4. プログラミング経験はなくても、数学や物理が大好き&得意で、問題解決が好きな人
  5. 多言語化に対応できるバイリンガルやトリリンガル
  6. 各大学と留学生と企業の架け橋ができるトビタテ留学Japanのプロジェクトディレクター@c_funabashi

以上、久しぶりに長文で大言壮語しましたが、書くべきことを書き上げてほっとしたので、またコードとプロダクトとユーザと向かい合う日々に戻ります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

留学codeは、こちらからご覧になることができます。

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問い合わせ: hidetaka.koh@gmail.com

 

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